最終更新日時 2018/12/22 18:20

能登半島は日本海の荒波を受け、切り立った断崖や奇岩が多く見受けられる地域。自然の作り出す絶景も多く、名勝地が多く存在します。また漁場にも恵まれていることから魚介類も豊富に水揚げされ、海の幸を存分に味わうこともできる地域です。そのほか輪島塗などの工芸品の製作体験や漫画家の記念館など文化的な観光スポットも。今回はいろいろな魅力がある能登・輪島のおすすめ観光スポットをご紹介していきます。

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白米千枚田とは白米町にある総数1,000以上の棚田の集まりです。棚田1枚あたりの面積は狭く、その水田が階段状に海岸線まで続いています。春夏秋冬で姿を変える棚田の景色は美しく、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定されている名勝地です。田んぼに水が張られている時期には、空の景色を映し出す水鏡のようになり、日の出どきや夕暮れどきの景観の素晴らしさは息を呑むほどに。能登を訪れたら必ず立ち寄りたいスポットのひとつです。

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白米の千枚田は四季折々でその姿を変えていきます。春は水をいっぱいに張った田んぼが太陽の光を反射して水鏡のようになり、朝焼け夕焼けの時間はひときわ美しい景色を見ることができます。夏から秋にかけては緑や金色の稲穂が風になびき、一面に広がる田園の景色。冬、雪が降る頃には一面雪に覆われた棚田を見ることができるど、一年を通してさまざまな景観が楽しめるのもポイントです。

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こういった棚田は日本全国各地でももちろん見られるのですが、ここの棚田がすごいのは、イルミネーションが施されること。秋から冬にかけて、棚田全体にLEDライトが施され、昼間とは全く違った景色を楽しむことができるのです。その景色はまさに幻想的。しかも、30分ごとにピンク色から黄色へと変化していくのです。実は、その灯りの正体というのが、昼間に貯めた太陽光が自動発光したもの。すべてボランティアの手によるもので、その数なんと21,000個にもなるのだとか。そういった背景も念頭に置きながら、幻想的な雰囲気を楽しんでくださいね。

所在地 〒928-0256 石川県輪島市白米町99−5
お問い合わせ先 輪島市交流政策部観光課
電話 0768-23-1146
詳細 http://senmaida.wajima-kankou.jp/

値札がない朝市「輪島朝市」

輪島朝市

岐阜県高山市、千葉県勝浦市と並んで「日本の三大朝市」と称される輪島の朝市。その歴史は1,000年以上あるとされ、古くは神社の祭礼日に魚や野菜などを物々交換したことから始まったと伝えられています。朝市の商品には値札がついておらず、買い手と売り手で交渉しながら値段を決めていくというルールがあります。輪島朝市では売り手と値段を決めたり値切ったりしながらするのも、朝市の楽しみのひとつとなっています。

輪島朝市

朝市には所狭しとさまざまな商店が出展しています。有名なのが干物や魚介の加工品ですが、そのほかにも惣菜や果物、工芸品や日用雑貨などさまざまな種類の商品が売られています。売り手の威勢の良い掛け声が飛び交う中買い物をすれば、元気がもらえること請け合いの朝市。輪島に行ったらここでの値切りを一度は体験してみたいところです。

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さまざまな商品が並べられていますが、なかには、蒸し鮑など高級品も売られています。一方、食べ歩きも可能な、お手軽グルメも販売されています。例えば、輪島名物の「えがらまんじゅう」。甘み抑えめなこしあんをもち粉で包んだ物で、くちなしで色を染めていることから、黄色い色をしているのが特徴です。1個あたり150円。饅頭処つかもとで購入することができます。ほかにも栄煎堂の「朝市せんべい」や香華園の「いしる鯛焼ちくわ」など、ご当地ならではのグルメがたくさんあります。お腹を空かせて訪れてくださいね。

所在地 〒928-0001 石川県輪島市河井町1部 115番地
お問い合わせ先 輪島市朝市組合
電話 0768-22-7653 (午前中のみ)
詳細 http://asaichi.info/

日本海の荒々しさを感じることができる「巌門」

巌門

能登半島国定公園に指定されている「能登金剛」にある、巌門(がんもん)。日本海の荒波によって形作られた造詣は、日本海の荒々しさを物語る天然のオブジェです。大きな岩にぽっかりと空いた空洞は高さ15メートル、横幅は6メートルあり、奥行きはなんと60メートルにも及びます。松本清張の「ゼロの焦点」の舞台としても知られ、同作品の映画のロケ地としても使われた場所として有名です。奇岩が多い場所なので他にも特徴的な岩が多くあり、日本海のおもむきを強く感じることができます。

巌門洞窟

なお、巌門には洞窟もあり、中を通ることができるのもポイント。真っ暗なうえに階段も滑りやすいので気をつける必要がありますが、手すりが備えられています。また、巌門周辺や能登金剛をまわる遊覧船も就航しています。荒波砕ける巌門ですが、遊覧船は15トンもある55人乗りの旅客船なので、それほど揺れもなく安心してご乗船いただけると思います。遊覧時間は20分ほど。大人1人あたり1,100円で乗ることができます。なお期間は3月中旬から11月中旬まで。冬は運航していないので、注意が必要です。荒々しい能登の海をぜひ間近で楽しんでみてくださいね。

所在地 〒925-0444 石川県羽咋郡志賀町富来生神
お問い合わせ先 志賀町観光協会
E-mail info@shikakankounavi.jp
詳細 http://shikakankounavi.jp/sea_03_ganmon.html

使われなくなった駅が道の駅に「道の駅 輪島」

道の駅輪島 (WAJIMA roadside station)

のと鉄道七尾線の終点であった「輪島駅」が廃止されたあと、道の駅「輪島ふらっと訪夢」として再生されました。鉄道の駅としての役割を終えた今でも駅の廃止前から発着していたバスターミナルはまだ使われているので、交通の要所としても活躍しています。道の駅では地元の特産品などを扱った販売店やカフェ、飲食店などが営業しているほか、地元の観光案内所も。

道の駅輪島 (WAJIMA roadside station)

以前は多くの人々が往来したであろうプラットフォームも、そのまま残されています。今では、駅名の表示板の前には通勤客ではなく、写真をとる観光客の姿が多く見られます。なお施設内には、使われなくなった鉄道の車輪や部品などが展示されている「鉄道メモリアルルーム」もあるので、鉄道が好きな方や子どもたちにもおすすめの道の駅です。また、Wi-Fiを完備した待合室もあるので、旅の情報を得られる休憩所としてもおすすめのスポットと言えるでしょう。

所在地 〒928-0001 石川県 輪島市 河井町20-1-131
お問い合わせ先 輪島ふらっと訪夢
電話 0768-22-1503
詳細 http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=1947

山から直接海に注ぐ滝「垂水の滝」

20130816-垂水の滝(Tarumi Falls)

山から直接海へと注ぎ込む滝、「垂水の滝」。冬の日本海の強風にあおられると、まるで滝が吹き上げられているように見えることから別名「吹き上げの滝」とも呼ばれています。厳冬期はふきすさぶ風によって滝が左右にゆさぶられ、周囲に白い水しぶきが舞い幻想的な景色に。その様子は、まるで、霧の中を白竜が登っているようにもみえるといいます。一度は見てみたいものですね。

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また滝周辺の海辺にはゴロゴロと大きな岩が転がっており、波の荒い冬期には、この岩に荒波がぶつかることで白い「波の花」が生まれます。舞い上がる滝と波の花は能登半島の冬の風物詩として有名です。波の花が見たいという方は、11月下旬から2月の寒い時期で、北北西からの風が毎秒13m以上の日に訪れると良いでしょう。ただししっかりとした防寒具は忘れずに。いっぽう夏場は、黒い岩肌に一筋の白いしぶきが流れ落ち、涼しげな風情を楽しむことができます。

北北西

所在地 〒928-0206 石川県輪島市町野町曽々木
お問い合わせ先 輪島市観光課
電話 0768-23-1146
詳細 http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=5776

漁師と海女の島「舳倉島」

Hegura island #8

能登半島の沖合い約50キロの場所に位置する、周囲約4キロほどの小さな島です。日本海の荒波を受けているため高さ10メートルの断崖が続く場所もあります。島のいたるところに豊漁を祈願する神社があるように、島の主な産業は漁業です。夏には海女たちによるアワビやサザエ漁が行われる舳倉島。漁師と海女の島として知られ、夏に行われる小学校の運動会はなんと海で開催されるのだとか。

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それだけ海が身近なこの「舳倉島」ですが、このような石を積み上げたものに、島のあちこちで出会うことができます。これは、少しでも島を高くして海上から認識しやすくするために、石を重ねたものなんだとか。昔江戸時代におきた水難事故がきっかけとなっているとのこと。もちろん今ではしっかりとした灯台がつくられています。また珍しい渡り鳥が多く飛来する地としても有名で、バードウォッチングが盛んな島でもあり、野鳥観察が好きな人にはおすすめの観光スポットです。

所在地 〒928-0072 石川県輪島市海士町
お問い合わせ先 輪島市観光協会事務局
電話 0120-651-503
詳細 http://www.wajimaonsen.com/article_detail/51.html

能登の伝統工芸品を見学して体験できる「輪島工房長屋」

輪島工房長屋@石川県輪島

輪島塗の工芸品が販売されているほか、輪島塗の職人や職人見習いの方々作業している様子を見ることもできます。また輪島塗のお箸を作ったり蒔絵を作ったりする体験教室なども催され、輪島塗についての知識や経験を深めることができる施設です。輪島塗の商品の購入や見学のほかにも、輪島塗の器で提供される、地元漁師による魚介料理を味わえる飲食店もあります。能登の名工芸品の技を一度見て体験してみてはいかがでしょうか?

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そもそも輪島塗の発祥はいくつか説があり、定かではありません。しかし文明8年、つまり1476年には塗師がいたことだけは明らかになっています。いずれにせよ、長い年月をかけて磨かれ、そして伝えられてきた職人の技で、思わずずっと眺めていたくなるほど。ダイヤモンドなどの宝石とはまた違った、奥深い照りや輝きを見せてくれます。また滑らかな手触りも漆製品ならでは。本物に触れる機会を見逃さないよう、ぜひ訪れてみてください。

所在地 〒928-0001 輪島市河井町4-66-1
お問い合わせ先 輪島工房長屋
電話 0768-23-0011
詳細 http://ringisland.jp/nagaya/

昭和の少年漫画を牽引した漫画家永井豪の記念館「永井豪記念館」

永井豪記念館

石川県輪島市出身の漫画家永井豪の作品を展示している記念館です。2009年のオープン以来、多くの来館者が訪れる人気スポット。高さ2メートルもあるマジンガーZや等身大のデビルマンの展示のほか、貴重な原画も数多く展示され、永井作品のファンのみならず多くの漫画ファンを楽しませています。

マジンガーZ

ちなみにマジンガーZといえば、1972年に「週刊少年ジャンプ」で連載された漫画で、とくに当時の少年たちには大きな衝撃と夢を与えた超大作です。2018年には、1972年から1974年にかけて放送されたテレビアニメの10年後の世界を舞台にした劇場版、「マジンガーZ INFINITY」も登場するなど、いまだなお人気の作品でもあります。一方ロボットアニメに興味がなくても、キューティーハニーならご存じの方もいるのではないでしょうか。場所は、先にご紹介した朝市通りにあるので、輪島朝市に立ち寄った後に立ち寄ることができるのもうれしいところ。入館料は510円。朝は8時半から開館しているのもポイントです。

所在地 〒928-0001 石川県輪島市河井町1−123
お問い合わせ先 永井豪記念館
電話 0768-23-0715
詳細 http://www.go-wonderland.jp/index.html

大きい方が妻の岩です「機具岩」

機具岩@能登金剛周辺

能登に織物を広めた神様が山賊におそわれたときに思わず投げ入れてしまった機織機が岩になったという伝説が残る機具岩(はたごいわ)。巨大な岩が二つ並ぶ夫婦岩です。岩の大きさはそれぞれ高さ16メートルと12メートルで、大きい方が妻なのだそう。夕暮れ時の景色は絶景で、沈み行く太陽と刻々と紺色が濃くなっていく空の色の織り成す景観はずっと見ていても見飽きない景色です。伊勢にある夫婦岩と似ていることから別名「能登二見」とも呼ばれています。

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道路から見て満足してしまう方が多いのですが、実は小さな階段がつくられており、すぐそばの海岸まで降りることが出来るのがポイント。岩場なので足下には注意が必要ですが、下から見上げる機具岩はかなり大きく、迫力のある写真が撮れることでしょう。また、夕日をバックに撮影すると、ロマンチックな写真が撮影できますよ。ちなみに7月中旬から9月にかけては、夜間ライトアップも行われます。駐車場は10台ほど停められるスペースがあるので、車でのアクセスも可能です。

所在地 〒925-0443 石川県羽咋郡志賀町富来七海
お問い合わせ先 志賀町商工観光課
電話 0767-32-1111
詳細 http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=6279

海から昇る朝日と夕日を同じ場所で「禄剛埼灯台」

Rokkozaki Lighthouse

能登半島の先端に建ち、海から昇る朝日と海へと沈んでいく夕日が同じ場所で見られることで有名な灯台です。明治期に建立された歴史が古い灯台で、日本の灯台50選にも選ばれています。周辺は日本海を望む断崖が続き、風光明媚な場所。灯台の中には入ることはできませんが、周辺からの景色は絶景です。ただし年に数回内部を一般公開することもあるようです。

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場所は、「道の駅狼煙」の向かいにある登り口からむかいます。高いところにつくられている関係で坂道を登る必要がありますが、真っ白な灯台の姿を見たら、その美しさに、おそらく疲れも吹き飛んでしまうことでしょう。青い空と海、そして白亜の灯台。国内に数ある灯台の中でも、かなり美しい部類に入るのではないでしょうか。ちなみにここの灯台の光は、34キロメートル先まで照らすのだとか。凜とした姿で佇みつつ、こうして、海の上を進む方たちの道しるべとなっているのです。

所在地 〒927-1441 石川県珠洲市狼煙町
お問い合わせ先 志賀町商工観光課
電話 0767-32-1111
詳細 http://www.hot-ishikawa.jp/sys/data?page-id=6182

日本海の荒波を受けて培われた絶景を楽しむ

能登半島は日本海に面しているため、日本海の荒波をそのまま受けている土地。日本海の厳しい自然を受けてできた断崖や奇岩がおりなす景色は絶景で、一度は見ておきたい景色でもあります。また恵まれた漁場を持つため魚介類も豊富。おいしい魚介を味わいながら、自然の絶景を見て心打たれる旅はいかがでしょうか?

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