最終更新日時 2019/02/28

ひこにゃんで全国的に知られている彦根。市内にはひこにゃんに毎日出会えるスポットがいくつもあります。ファンの方なら彦根は必ず抑えておきたいマストスポットです。しかし、彦根の魅力はマスコットキャラクターだけではありません。日本最初の夫婦を祀った神社や会いたい人に必ず出会えるという天寧寺などその魅力はひこにゃん目当てに訪れた人でもきっと満足できるはず!

彦根城

彦根城

彦根の代名詞ともいえる「彦根城」は全国的にみても極めて保存状態の良い城として知られており、国宝にも認定されています。かつては井伊家の納める堅牢な城として知られており、城内の至る所でその名残を見ることができます。「時報鐘」は現在でも現役の鐘として使われており、提示には「日本の音風景百選」にも選ばれた美しい音色を聞くことができます。近年では彦根市の公式マスコットキャラクター「ひこにゃん」は彦根城を散歩することが趣味ということもあってか、一日三回、ひこにゃんに会うことができるスポットとしてもファンの間で人気を集めています。天守閣広場では、パフォーマンスも行ってくれる様なので、ファンの方は見逃さないようにしましょう。屋形船に乗れば城周辺の堀を遊覧することもでき、美しい彦根城の自然を鑑賞することができます。特に春の夜にはライトアップされ、より一層の風情を感じることができます。

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彦根城は彦根井伊氏の居城として、慶長9年(1604)から譜代大名の城を幕府主導で築城するという、異例の公儀普請で開始されました。天守は大津城、天秤櫓は長浜城から移築されたものです。井伊家は徳川四天王、井伊の赤備えとして知られ、徳川家康の天下統一にその初期から尽力した譜代中の譜代と言える家柄です。彦根城は江戸時代14代にわたり井伊氏が転封もなく居城とし続け、事実上の幕政最高職となる大老に3名、4回も就任したという名家の名城です。

施設名 彦根城
所在地 滋賀県彦根市金亀町1−1
営業時間 8:30~17:00
公式サイトURL http://www.hikoneshi.com/jp/castle/

玄宮園

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彦根城の北東にある大池泉回遊式の庭園です。国指定の景勝地にも指定されており、庭園内は大きな池に出っ張るように「臨池閣」が建てられています。築山には賓客をもてなすために建てられた「鳳翔台」では樹木や岩石を用いて近江八景を表現しています。「鳳翔台」では抹茶を楽しむことができるので、情緒あふれる庭を眺めながらのんびりとしましょう。11月中旬~下旬には庭のライトアップも実施され、普段とはまた一味違った趣を感じることができます。かつては大名にのみ許された贅沢な景観をゆっくり鑑賞しましょう。

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玄宮園は隣接している楽々園と共に4代当主井伊直興によって延宝4年(1677)に築造されたもので、玄宮楽々園として国の名勝に指定されています。彦根城天守が借景となっていて、舟遊びも行われたという大きな池をはさんで臨池閣を臨むと、彦根城天守がその背景に聳えるという素晴らしい光景を見ることができます。玄宮園の作庭は中国の瀟湘八景や近江八景を模して作られたとされていますが、江戸時代には「玄宮園十勝」と呼ばれていたことがわかっています。

施設名 玄宮園
所在地 滋賀県彦根市金亀町3
営業時間 8:30~17:00
公式サイトURL http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1666

旧西郷屋敷長屋門

旧西郷屋敷長屋門

「旧西郷屋敷長屋門」は西郷家の所有していた武家屋敷です。「彦根城」と並んで当時の原型を残した貴重な遺跡として知られる人気の観光スポットです。西郷家は代々家老の役職を勤め、幕末まで井伊家に仕えました。その禄高は西郷籐左衛門の時代に3000石に上り、屋敷の大きな門からも経済力をうかがい知ることができます。残念ながら中に入ることはできませんが、外からでも江戸時代の武家の暮らしを感じることができるおすすめのスポットです。

画像素材|PIXTA

江戸時代を通してこの地にあった西郷家の屋敷跡にあるこの長屋門は、寛保2年(1742)に同じ家老職にあった庵原家によって建てられたものです。西郷家ははじめは徳川家康に直属していましたが、家康の命により井伊家の付家老となりました。長屋門は明治16年(1833)に裁判所の整備のために現在地に移築されたもので、現在も門の向こう側は彦根簡易裁判所の敷地となっています。長屋門内部は見学はできませんが、簡易裁判所敷地内からも長屋門反対側の姿を見ることができます。

施設名 旧西郷屋敷長屋門
所在地 滋賀県彦根市金亀町5
公式サイトURL http://www.city.hikone.shiga.jp/0000002852.html

佐和山城跡

佐和山城遠景

彦根駅の北側、標高232メートルの佐和山にあるスポットです。残念ながら現在では城跡のみになっており、石田三成が治めた在りし日の姿を見ることはできませんが、山腹に「石田群霊碑」を見ることができます。また、山頂まで登れば琵琶湖やその西岸に広がる比良山系の山々を一望することもできます。「佐和山城」は「彦根城」建築に伴い、廃城になった城でその資材は「彦根城」や「清涼寺」、「龍潭寺」に移転利用されているので、興味のある方はそちらの観光スポットに行かれてみるのもおすすめです。

画像素材|PIXTA

佐和山城は近江守護佐々木氏が鎌倉時代に居を構えたことにはじまり、戦国時代には丹羽長秀、堀秀政、石田三成などの居城となりました。『三成に過ぎたるものがふたつあり、島の左近と佐和山の城』と詠われたほどの天下の名城として知られていました。関ヶ原の戦いで三成が敗れたあと慶長6年(1601)に井伊直政が移封されました。井伊家の居城となったのはつかの間のことで、居城が彦根城へと移されると慶長11年(1606)に廃城となりました。

施設名 佐和山城跡
所在地 滋賀県彦根市古沢町
公式サイトURL http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/889

多賀大社

多賀大社

大社の中には12の神社が入っており、それぞれに別々の神を祀っています。「多賀神社」自体は日本初の夫婦である「イザナギノミコト」と「イザナギオオノカミ」を祀っており、縁結びにご利益があるとされています。御神木は「イザナギオオノカミ」が植えたものと伝えられており、神社の東6キロの地点に三本の杉が寄り添うように立っています。神社内にある「俊乗坊重源」は東大寺再建を控えた僧侶に20年の余命を与えた由緒を伝える寿命石であり、延命を願う多くの人が訪れます。大社のシンボルでもある「太閤橋」や「奥書院庭園」は病気の母の回復を願った豊臣秀吉の奉納によって建てられました。

多賀大社

多賀大社は神代のころに伊邪那岐大神がこの地に鎮まったことで創始されたと伝えられています。多賀大社には国生みの夫婦神として、伊邪那岐大神と共に伊邪那美大神が祀られています。「お多賀さん」と呼ばれ親しまれている大社は、延命長寿・縁結び・厄除けの神様として尊崇され、全国239社ある多賀神社の総本社となっています。多賀大社で授与される珍しい形をしているお守りが、延命長寿の御神徳を授かることができるという「御多賀杓子」で、杓文字の形をしています。

施設名 多賀大社
所在地 滋賀県犬上郡多賀町多賀604
営業時間 8:00~16:00
公式サイトURL http://www.tagataisya.or.jp/

天満宮 北野神社

北野天満宮

「天満宮 北野神社」は2代目藩主・井伊直孝が彦根城建築の際に造営されました。学問の神・菅原道真と商売の神・えびす神を祀っており、合格祈願や商売繁盛を願う多くの人が訪れます。神社内にある巨大な絵馬は滋賀大学の学生によるもので、他にも学生作の多くの絵馬が奉納されています。1月9日に行われる「えびす祭り」では、9日に市内から選ばれた福娘15人が市役所や商工会議所などを回るパレードが開かれ、10日には祭典にて福引付福笹と吉兆が授与されます。

画像素材|PIXTA

彦根井伊家初代直政が上野箕輪城主となった年に生まれたのが2代当主となる井伊直孝で、現在の安中市にあたる碓氷郡後閑村にある北野寺で10年間暮らしました。直孝は北野寺の鎮守社であった天満宮の分霊を当地に勧請すると共に、隣接する彦根寺を北野寺として名を改めて別当寺としました。江戸時代の天満宮は彦根井伊家の祈願社となり井伊家当主の尊崇を受けていました。神仏分離令により天満宮は北野神社として独立し、旧彦根市西部地域の氏神様となりました。「えびす祭り」で知られる蛭子神社は北野神社の境内社です。

施設名 天満宮 北野神社
所在地 滋賀県彦根市馬場1-3-10
公式サイトURL http://www.hikoneshi.com/jp/sightseeing/articles/kitanojinja

夢京橋キャッスルロード

Yume-Kyobashi Castle-Road

「彦根城」近くににあるストリートです。城下町をイメージして作られており、切妻屋根の建物に燻し瓦を乗せた和菓子屋や洋菓子店などのお店が軒を連ねています。歩道のタイルには「彦根かるた」をデザインしたレリーフが刻まれており、「俳遊館」に寄れば俳句資料の展示を見ることもできます。彦根は招き猫発祥の地でもあり、街頭のお店では招き猫グッズを購入することもできます。「夢京橋あかり館」ではかつて将軍に献上されていた「彦根ろうそく」の技術を唯一受け継ぐ職人の手創りのろうそくを購入することができます。こちらのお店の工房コーナーではオリジナルのキャンドル作り体験をすることができます。

Yume-Kyobashi Castle-Road

彦根城の内郭と内町とを結んでいる中濠に架かる京橋にちなんで名付けられたのが、町屋が並ぶ城下町の風情をたっぷりと味わえる「夢京橋キャッスルロード」です。キャッスルロードは本町通りというかつての目抜き通りで、街並みは再開発を行う際に江戸時代の雰囲気を持つ家屋に建て替えられ整備されたものです。キャッスルロードのある本町は、慶長8年(1603)に彦根城築城の際に行われた町割で生まれたという歴史を持ち、中級以下の武士や商人、職人が住んでいたエリアでした。※2018年1月以降「キャンドル作り体験」は中止となっています。

施設名 夢京橋キャッスルロード
所在地 滋賀県彦根市本町
公式サイトURL http://www.hikoneshi.com/jp/sightseeing/articles/yumekyobashi

彦根城博物館

彦根城博物館

井伊家の所有していた約4万5千点の美術工芸品や工芸品を展示しています。その他にも彦根や彦根藩に関する資料も展示しており、その展示数は9万1千点を数えます。館内は藩の政庁であった表御殿を模しており、藩主の居間や茶室などを見ることもできます。展示品としては歴代藩主の着用した鎧兜や武門を象徴する刀剣、高麗物から和物まで多様な種類の茶道具を見ることができます。書画としては国宝にも指定された近世初期の風俗画「彦根屏風」が飾られています。月によってはギャラリートークも実施しており、学芸員の解説を申込不要で聞くことができます。

彦根城博物館

彦根城博物館は彦根城表御殿跡地に、彦根市市政50周年を記念して表御殿復元を兼ねて設けられた博物館です。館内には能舞台、御座之御間、奥座敷や庭園んどが復元されています。中でも博物館中央にある能舞台は、寛政12年(1800)に現在の場所に建てられたものです。能舞台は明治に入って他へ移築されましたが、表御殿復元を期に元の場所へと戻され復元された由緒ある江戸時代の貴重な建造物です。能舞台では毎年「彦根城能」や「狂言の集い」が開催されています。

施設名 彦根城博物館
所在地 滋賀県彦根市金亀町1−1
営業時間 8:30~17:00
公式サイトURL http://hikone-castle-museum.jp/

天寧寺

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その昔、不義の息子を殺めた井伊直中がその死を弔うために建立した寺院です。寺院には本尊の「釈迦如来坐像」に加え、「十六羅漢像」や「五百羅漢像」など計527体の仏像が置かれています。これらの仏像は作られた当時から一体も欠けることなく保存されており、近世の彫刻史を伝える貴重な資料として評価されています。京都の名工駒井朝運が作った「五百羅漢像」は詣でることで自分の会いたい人に必ず会えると言われています。大切な方とのことを偲ばれるのにおすすめのスポットです。石州流の庭園は城下町を見渡せる丘の上に建てられており、「井伊直弼公供養塔」や「長野義言歌碑」を一望することができます。

天寧寺 五百羅漢

天寧寺は井伊直弼の父である彦根井伊家11代当主直中によって建立された曹洞宗の寺院で、当寺建立のきっかけを作ったのは直中の長男直清でした。直中は腰元と孫の供養のために五百羅漢像を刻ませ、十六羅漢像は16カ国の大名から贈られたものです。彦根井伊家13代当主となった直弼は、埋木舎で部屋住みとして暮らしていたころに、国学の師で親友でもあった長野主膳とこの寺にしばしば訪れたということです。萩の花を愛した直弼は「萩の寺」と呼び親しみ、本堂奥の庭園は直弼の好みで作庭されたといわれています。

施設名 天寧寺
所在地 滋賀県彦根市里根町232
営業時間 9:00~17:00
公式サイトURL http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/561

龍潭寺庭園

龍潭寺・鶴亀蓬莱庭園

こちらは井伊家の菩提寺です。かつては多くの学僧が学ぶ道場でもあり、周辺には多くの末寺を抱えていました。現在でも「龍潭寺庭園」には学僧たちの作った実習用の庭が残されています。寺院内にある「方丈」は江戸時代に作られたもので、市内に現存する貴重な方丈建築の建物です。森川許六の描いた「方丈襖絵前104面」は市の指定文化財にも認定されています。墓地には彦根御膳として親しまれた井伊直弼と彼の側室の墓が建てられています。また、「龍潭寺」は「庭の寺」とも知られており、特徴的な様式の庭園があります。かつては多くの人がここで学んだことから造園専門学校の始まりであったともされています。例年4月1日、2日に催される「だるままつり」では大小3,000体のだるまへの入魂の儀式が行われ、慈悲と救済が願われます。

龍潭寺 - 庭園

庭園のある弘徳山龍澤寺は井伊家発祥の地である井伊谷にあった井伊谷龍澤寺が、彦根井伊家初代直政の移封に伴い移建され、のちに井伊谷龍澤寺五世となった昊天宗建が開山となった曹洞宗の寺院です。寺内には禅宗の学問所となる学寮が設けられ、「園頭科」という学僧百余名、講師十余を数えたというわが国の造園学の源とされる学科がありました。方丈内の襖絵を描いたと伝えられる森川許六は、彦根藩士の子として生まれ蕉門十哲のひとりとして知られる俳人で、狩野派の永野安信に絵を学んだとされています。

施設名 龍潭寺庭園
所在地 滋賀県彦根市古沢町1104
営業時間 9:00~16:00
公式サイトURL http://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1205

城下町彦根で素敵な体験をしにいきましょう。

いかがだったでしょう?彦根に行く際にはぜひ、色々な観光スポットを抑えてから行ってみてくださいね。彦根城など、場所によってはひこにゃんに毎日出会えるスポットもあります。イベントなども実施されるのでぜひ、忘れずにチェックしてくださいね。城下町ではキャンドル作りもできるので、ぜひ記念に作っていって帰ってください!

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