最終更新日時 2018/12/22 18:24

草津温泉・下呂温泉とともに、日本三大古湯のひとつとして知られる有馬温泉。歴史を感じられる趣深い街並みのなかに、いくつもの温泉宿が立ち並んでいます。神戸から30分と比較的アクセスしやすい土地にあるので、ちょっとしたお休みに温泉を満喫したいという人にもおすすめです。今回は、そんな有馬温泉周辺にあるおすすめの観光スポットをご紹介します。有馬温泉周辺には、湯めぐりが楽しめる温泉施設はもちろんのこと歴史情緒あふれるお寺など一度は訪れてみたい観光スポットがたくさんあります。次のお休みは、有馬温泉へ訪れてみてはいかがでしょうか。

1.金の湯

金の湯

「金の湯」は、有馬温泉を代表する「金泉」に入ることができる温泉施設です。実は、有馬温泉の泉質にはいくつかの種類があり、なかでも有名なのが「金泉」と「銀泉」の2種類。金の湯では、2種類の源泉のうち赤褐色に濁った金泉の湯を堪能することができます。施設内には、男湯の「一の湯」と女湯の「二のゆ」があり、それぞれ違った趣をしています。湯船は、あつ湯・ぬる湯・白湯の3種類。白湯では、「菖蒲湯」「薔薇湯」といったイベントが実施されることもあり、特別な気分を味わうことができますよ。

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温泉で身体を温めたあとは、1階にある休憩ロビーで一休みを。マッサージ機があるほか、有馬サイダーやおつまみなども購入できます。また、温泉とともに外にある「太閤の足湯」や「太閤の飲泉場」も金の湯を利用するならチェックしておきたいスポットの一つです。どちらも無料で利用することができる施設なので、気軽に足を運ぶことができます。「太閤の足湯」で使われる温泉ももちろん「金泉」。散策で疲れた足を湯船に入れれば、じんわりと、温泉の温かさが染み渡ることでしょう。一方「太閤の飲泉場」では、「銀泉」を実際に飲むことができます。体だけでなく味覚でも有馬温泉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

名称 金の湯
住所 兵庫県神戸市北区有馬町833
参考価格 大人(中学生以上)650円、小人(小学生)340円、幼児 無料
営業時間 8:00~22:00
定休日 第2・第4火曜日(祝日の場合は営業し、翌日休業)、1/1
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約5分
公式サイトURL http://arimaspa-kingin.jp/cont01/cont01-flm.htm

2.銀の湯

Public Bathhouse "Gin-no Yu"

「金の湯」と合わせて利用したいのが姉妹施設でもある「銀の湯」。神社などが佇む有馬温泉駅から10分ほどの場所にあり、無色透明の銀泉(炭酸泉とラジウム泉を混ぜた温泉)を満喫することができます。浴槽は、趣深い岩風呂のほかに泡が心地よいバイブラバスも完備されており、湯めぐりを楽しむことができそうです。蒸気式サウナもあるので、汗を流したいという方にもおすすめですよ。ボディーソープやシャンプーなどは備え付けられており、タオルなども販売しているので、手ぶらで温泉に入りたいという人にもピッタリの温泉施設と言えるでしょう。「金の湯」とは泉質が全く異なるので、実際に入り比べると有馬温泉をより満喫した気分が味わえるはずです。

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銀の湯の効果は絶大。例えば、やけど、神経症など数多くの症状に効き目があると言われています。さらに、女性には嬉しい肌がなめらかになる効果も。料金は大人でも550円とリーズナブルで、幼児にあたってはなんと無料です!また、銀の湯を満喫した後は、近くの炭酸泉源公園にもいってみるといいでしょう。日本で数少ない温泉の水が一般人でも飲める場所です。ここではサイダーの源と言われた源泉も飲めます。サイダー好きな人はぜひ試しに一度は飲んで見てはいかがでしょうか?

名称 銀の湯
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1039-1
参考価格 大人(中学生以上)550円、小人(小学生)290円、幼児 無料
営業時間 9:00~21:00
定休日 第1・第3火曜日(祝日の場合は営業し、翌日休業)、1/1
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約10分
公式サイトURL http://arimaspa-kingin.jp/cont02/cont02-flm.htm

3.有馬玩具博物館

有馬玩具博物館

金の湯の目の前にある「有馬玩具博物館」は、世界中から集められた約4,000点のおもちゃを目にすることができる博物館です。フロアは1階から6階まであり、1階は工房やミュージアムショップ、2階はハンバーグが美味しいレストラン・有馬食堂、3階~6階にはおもちゃが展示されています。おもちゃの展示は階ごとに特色があり、3階はブリキのおもちゃと鉄道模型、4階は現代のからくり・オートマタ、5階は現代のおもちゃ、6階はドイツの伝統的なおもちゃがそれぞれ展示されています。

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お子さんはもちろんですが、昔懐かしいおもちゃもあるので、大人の方にもおすすめです。なかには実際に触ることができるおもちゃもあるなど、子どもと一緒におもちゃの博物館を満喫することができます。展示をひと通り見終わったら、2階にある有馬食堂でランチを取るというのもおすすめのコースです。木目調のおしゃれな店内で、ジューシーなハンバーグをしっかりと味わうことができますよ。有馬玩具博物館の初代館長はオートマタと呼ばれるレトロ機械人形の作家である西田明夫さん。2009年にこの世を去るまで日本のみならず、世界を渡っておもちゃ文化を積極的に広めてきました。「おもちゃとはどういうものか?」こういった素朴な疑問を子供大人含めて改めて見直せる、そんな博物館です。また、博物館周辺で金の湯や銀の湯などの名湯に簡単にアクセスができますよ。

名称 有馬玩具博物館
住所 兵庫県神戸市北区有馬町797
参考価格 入館料 大人800円、子ども500円、3才未満 無料
営業時間 9:30~18:00
定休日 不定休
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約6分
公式サイトURL http://www.arima-toys.jp/

4.温泉禅寺

OnsenZenJi Temple

「温泉禅寺」は、724年に建てられたお寺です。ご本尊は薬師如来像で、宗派は黄檗宗。木造波夷羅大将や黒漆厨子といった重要文化財を所有していることでも知られています。周囲には、極楽寺や念仏寺、銀の湯など観光スポットも多く、散策コースに含めるという人も多いです。有馬温泉の歴史を感じながらゆっくりと散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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温泉禅寺は奈良時代の創建以来、幾度か危機に見舞われ、それを偉人たちに救われた過去があります。その偉人たちといえば、行基、北の政所、仁西です。戦国時代には火事で被害を受けましたが、北の政所により復興を遂げました。しかし、明治時代に入ると政府の方針により、秀吉の茶会会場を含めた寺院の大半が取り壊されることに。境内散策なら御祖師庵で寺院の歴史を学ぶといいでしょう。建物内には行基、仁西の像が。この寺院のみならず有馬温泉を救ってくださった2人の恩人の偉業を肌で感じられますよ。

名称 温泉禅寺
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1643
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約8分

5.太閤の湯

Arima Onsen "Taikou-no Yu"

湯めぐりを一度に楽しみたいという方におすすめなのが「太閤の湯」。金泉や銀泉など26種類もの温泉が楽しめる温泉施設です。大浴場には、金泉と銀泉をブレンドした「天下の湯」や銀泉を使った水風呂など4種類があり、それぞれ趣の違った雰囲気が漂います。露天風呂は、野趣深い瓢箪型の岩風呂を中心に全部で6種類。ゆずやラベンダーなどを使ったハーブ風呂もあり、リラックスしながら湯めぐりを楽しめます。

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旅館などでは少ない蒸し風呂や岩盤浴の種類が多いのも魅力で、太閤秀吉が入ったとされる蒸し風呂を再現した「太閤の蒸し風呂」や黄金の茶室を模した「黄金の蒸風呂」など蒸し風呂だけでも数種類があります。岩盤浴を利用するなら、有料で使うことができる「ひょうたん夢蒸楽」がおすすめです。貸切岩盤浴なので、人目を気にせずにプライベートな時間をお過ごしいただけます。お食事処や遊び処も充実しているので、朝から晩まで有馬温泉で湯めぐりを楽しむことができるでしょう。

名称 太閤の湯
住所 兵庫県神戸市北区有馬町池の尻292-2
参考価格 入館料 平日:大人2,400円、小学生1,200円、幼児(3~5歳)400円 土日祝日・年始・GW・お盆:大人2,600円、小人1,300円、幼児(3~5歳)500円
営業時間 10:00~23:00
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約10分
公式サイトURL http://www.taikounoyu.com/

6.瑞宝寺公園

瑞宝寺公園山門(伏見城城門)

「瑞宝寺公園」は、かつてお寺があった場所を整備しなおした公園です。有馬温泉のみならず兵庫県のなかでも有名な紅葉の名所として知られ、秋になると多くの人が訪れます。十三重石塔や旧瑞宝寺山門、秀吉が使ったとさせる石の碁盤など見どころ満載となっており、ゆっくりと散策をしたいという人におすすめです。11月にはもみじ茶会が行われるのでこれを見に足を運ぶというのも良いでしょう。

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公園内にかつて存在したお寺は瑞宝寺です。秀吉時代の後に創建されたと言われていますが、明治時代には解体されました。しかし、秀吉が賞賛した紅葉の景色は今も健在です。日本全国に様々な紅葉スポットがありますが、瑞宝寺公園は格別。紅葉のコントラストによる幻想的な風景は長時間見渡しても色褪せません。これこそが秀吉の心を引き寄せた「日暮しの庭」かもしれませんね。有馬温泉で紅葉を見るなら必ず瑞宝寺公園を訪れるといいでしょう。春には桜も堪能できますよ。

名称 瑞宝寺公園
住所 兵庫県神戸市北区有馬町
アクセス 有馬温泉駅から車で約6分

7.湯泉神社

Tosen shrine

「湯泉神社」は、大己貴命や少彦名命、熊野久須美命を祀る神社で、子宝神社としても知られています。お守りも安産や子宝を祈願するものが多く、なかには子宝マッサージ説明書が付いた「子宝つぼお守り」もあります。子宝祈祷なども行っているそうなので、子どもが欲しいと思っている方は事前に相談をしてみるといいかもしれませんね。その他、虹色の厄難消除御守や八角形の八方除けなどもありますよ。

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神社に祀られている大己貴命と少彦名命という2人の神さまは、有馬温泉の歴史を切り開いた偉人としても有名です。最初に祀られたのはこの2人で、熊野久須美命は仁西の時代(鎌倉時代)に祀られるようになりました。神社の最古の記録によれば、舒明天皇がこの神社を訪れたと言われています。1400年ものはるか昔に天皇ほどの高貴な人が訪れたのは、湯泉神社が由緒正しき歴史スポットである証。温泉を満喫した後に、神社を参拝してさらなるパワーをもらいましょう。

名称 湯泉神社
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1908
アクセス 有馬温泉駅から車で約7分
公式URL http://www.tousen.or.jp/

8.念仏寺

念仏寺

「念仏寺」は、豊臣秀吉の正室・ねねの別邸だった場所に建てられたお寺と言われています。「沙羅樹園」と言われる美しい庭があり、樹齢300年の沙羅双樹を目にすることができます。見ごろは6月で、この頃になると「沙羅の花と一弦琴の鑑賞会」が開催され、お茶とお菓子をいただきながら花を眺める贅沢な時間をお過ごしいただけます。予約制の鑑賞会なので、気になるという方は、早目に予約をしておくといいでしょう。

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念仏寺は戦国時代半ばの1538年に創建された寺院。当時は別の場所に存在していました。前述通り江戸時代初期にはねねの邸宅跡に移動されましたが、その背景には徳川家の政治的な意図が隠されていると言われています。沙羅樹園の石などからも豊臣側が記した「徳川家もいつかは滅びる」というメッセージも。政治的な話はタブーですが、こういった歴史ロマンも隠されています。現在の本堂は江戸時代前期の大火事により、1711年に再建されたもの。つまりおよそ300年前に建造された寺院で、有馬温泉の建造物として最古の部類です。

名称 念仏寺
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1641
アクセス 有馬温泉駅から徒歩約5分
公式サイトURL http://arimas.jp/sara/index.html

9.極楽寺

極楽寺

「極楽寺」は、聖徳太子によって建てられたとされる歴史あるお寺で、阿弥陀如来を本尊としています。温泉寺が近くにあるので、寺めぐりをしたいという方にもおすすめ。温泉街に比べると静かで厳かな雰囲気があるので、ゆっくりと参拝をすることができます。

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極楽寺の境内から湯山御殿という安土桃山時代の遺跡が発掘されています。建造者と言えば、天下統一したことで有名な豊臣秀吉です。秀吉はかなりの温泉好きで湯山御殿に岩風呂の建設を命じましたが、入る前に病気で亡くなったため、その夢は叶わず。地元の言い伝えは残っているもの、湯山御殿に関する文献や資料はほとんどないため手がかりは見つかりませんでした。発見のきっかけは阪神淡路大震災の時で、境内の修復途中に御殿の遺構が見つかり、その存在が確証されたのです。

名称 極楽寺
住所 兵庫県神戸市北区有馬町1642
アクセス 有馬温泉駅から車で6分

10.御所泉源

御所泉源

有馬温泉の泉源のひとつである「御所温泉」。銀の湯の近くにあるので、温泉に行く前に観光をするというコースがおすすめです。中には入ることができないのですが、周囲からその様子を眺めることができます。もくもくと蒸気が上がる姿をバックに記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。

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御所泉源の特徴は塩分濃度が非常に高いこと。その濃さは日本一と言われています。また、鉄分濃度も相当高いのももう一つの特徴とも言えます。源泉として大きな役割を果たしており、戦後には古い歴史を持つ御所坊のお湯として利用されました。最寄駅の有馬温泉駅から徒歩でもわずか6分で到着できます。温泉巡りの寄り道として行くのがおすすめですよ。御所泉源を観光した後は、金の湯や有馬玩具博物館などの周辺観光スポットも訪れてみましょう。

名称 御所泉源
住所 兵庫県神戸市北区有馬町
アクセス 有馬温泉駅から徒歩8分

有馬温泉は、温泉だけじゃない!

いかがでしたでしょうか?趣深い街並みのなかで、観光を楽しめる有馬温泉。「金泉」「銀泉」といった種類の異なる温泉を満喫できるほか、公園やお寺、博物館といった観光スポットも充実しています。ゆっくりと過ごせる温泉宿も多いので、日々の時間を忘れてゆっくりと過ごしたいという方にはピッタリの観光スポットです。気になる方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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