最終更新日時 2019/02/28

今回ご紹介するのは、熊本にある絶景。熊本には、世界的規模を誇る阿蘇山をはじめ、日本のなかでも、特徴ある景色を見ることができます。阿蘇の外輪山に広々とした草千里、菊池渓谷や鍋ケ滝、そして、松島の多島海も。どちらも、自然のパワーによって年月をかけて生み出された芸術品のような美しさです。あなたはどの絶景を訪ねてみたいですか?

草千里

Senrigahama (Aso, Kumamoto, Japan)

どこまでも続くような広々とした草原、そして、草の緑と空の青さが爽やかなコントラスト。ここ草千里は、阿蘇を代表するロケーションとして知られています。もともとは、阿蘇山の火口だったところで、鳥帽子岳の北麓に広がる景色には、放牧されている牛や馬の姿を目にすることも。どこか穏やかな心地になれる景色ですが、一方で、今なお噴煙を上げる阿蘇中岳からは、地球のパワーを感じずにはいられません。

Kusasenri in ASO

草千里の絶景を楽しむには、ドライブで効率よくまわるのもいいですが、時には車を置いて、自転車などで巡ってみてはいかがでしょう。スピードダウンをしてみると、これまでは感じることの少なかった草原のそよ風や草の香りなどをつぶさに感じることができそうです。草千里の自然の心地よさにリフレッシュするのはもちろん、この景色の醍醐味をより一層感じられるかもしれません。

住所 熊本県阿蘇市草千里
問い 0967-34-1600(阿蘇インフォメーションセンター)
参考 http://kumanago.jp/event/?mode=detail&id=430000000210

菊池渓谷

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夏には、まるで天然のクーラーがあるかのように、ひんやりと気持ちのいい菊池渓谷。阿蘇外輪山の北西部に位置するこちらの渓谷は、天然の広葉樹が広がる森のなか、いくつもの滝や渓流があります。「日本森林浴の森百選」にも選ばれているここでは、ぜひ、深呼吸をして森の息吹を感じてみましょう。四季折々の表情がありますが、なかでも夏は、広い河原に光が射し込む光芒の瞬間もあって、その神秘的な光景に目を奪われる人も多いのです。

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菊池渓谷の絶景スポットはいくつかありますが、人気の一つは黎明の滝。迫力ある水の音は驚くほどです。そして、夏は緑のなかにきれいな苔が生え広がり、秋は艶やかな紅葉で色づく紅葉ヶ瀬も、見逃せないスポットです。菊池渓谷は熊本地震の影響で、現在でも通称・菊池熊本スカイラインが一部通行止めになっています。訪れる際には、通行可能な道路などを確認しておきましょう。

住所 熊本県菊池市原5026
電話 0968-25-7223(菊池市商工観光課内・菊池渓谷を美しくする保護管理協議会)
参考 https://kikuchikeikoku.jimdo.com/

松島の多島海

JapanAmakusaIslands041

有明海と八代海(不知火海)に囲まれた天草は、大小120もの島々からなる島嶼です。どこまでも続く青い海に大小の島々が浮かぶその景色は、まさに絶景という言葉にふさわしいでしょう。松島付近はこのうち、30ほどの小さな島々が、まるで石庭の石のようにぽつぽつと点在しているのです。こうした限られた範囲に数多くの島がある海は多島海と呼ばれ、国内では瀬戸内海や長崎の九十九島付近、海外ではギリシャのエーゲ海などが有名です。松島付近で、この多島海を感じる景色を見るには、高舞登山(たかぶとやま)に登ってみるといいでしょう。目の前の美しい海景色はもちろん、天気が良ければ、雲仙や八代、その先に阿蘇までも見渡すことができそうです。

住所 熊本県上天草市松島町
問い 0969-22-2243(天草宝島観光協会)
参考 http://www.t-island.jp/

通潤橋

Tsujunkyo, 通潤橋

まさに、「空を渡る水の石橋」でしょうか。こちらは、みごとな放水シーンでご存じの人も多い、日本最大級の石造アーチ水路橋、通潤橋(つうじゅんきょう)です。熊本県の中央に位置する矢部周辺県立公園、ここにある五老ヶ滝川に架けられています。この橋は人が渡るものではなく、橋のなかに通水管という石造のパイプがあって水を運ぶ橋。国の重要文化財にも指定されています。

KUMAMOTO

この橋が架けられたのは、江戸時代末期の1854年。当時、水に恵まれない白糸台地になんとか水を届けようと、惣庄屋の布田保之助が、肥後の石工集団の石積技術を結集してこの橋を造ったそうです。それにしても、動力を使わずに、谷底にある水源から高台の農地まで配水する橋とは、当時の技術の高さに驚きます。山間部の谷合で、水しぶきをあげる放水は圧巻。心の片隅にその歴史を思い浮かべながら、眺めてみてはいかがでしょう。

通潤橋の放水は、熊本地震の影響調査と復旧工事により、現在は休止中です。周辺の立ち入りも一部禁止されていますが、近くの「道の駅 通潤橋」から、この通潤橋を見ることができます。

住所 熊本県上益城郡山都町長原
問い 0967-72-1158(山都町山の都創造課)
参考 http://www.town.kumamoto-yamato.lg.jp/kanko/

熊本城

Kumamoto-jo(Castle) / 熊本城(くまもとじょう)

熊本県のシンボルといえば、天下の名城、熊本城。石垣をはじめ、その見事な城はいつの時代も多くの人を魅了してきました。築城の名手、加藤清正によって、1601年から7年かけて築城された熊本城は、導入されている当時の最新建築技術も見どころの一つです。敷地内には、江戸時代の藩主の暮らしぶりを彷彿させるたたずまいも随所に見ることができます。その凛々しい姿に、思わず吸い込まれてしまいそうな迫力があると言っても過言ではないでしょう。桜の季節に訪れて、日本ならではの情景を撮影するのも素敵です。

熊本 - 熊本城

そんな見どころ満載な熊本城ですが、現在は熊本地震の被害により、復旧作業中のところなど一部、立ち入ることができない場所もあります。見学の際は、復旧状況を確認してから訪れてみてください。天守閣や櫓などは、二の丸広場や加藤神社、あるいは、熊本市役所14階の展望フロアなどからも見ることができます。

住所 熊本県熊本市中央区本丸1-1
問い 096-352-5900(熊本城総合事務所)
参考 https://kumamoto-guide.jp/kumamoto-castle/

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