最終更新日時 2019/03/15

みなさんこんにちは。SPIRAライターの新藤です。

今回は尾道の観光名所、千光寺へつづく坂道の途中にオープンした「LOG(ログ)」をスタッフに案内していただき取材してまいりました。LOGでは、宿泊はもちろん、ダイニング・カフェ&バー・ショップ・ギャラリー・ガーデンなども楽しめる施設です。今回は2018年12月にオープンしたばかりのLOGの魅力に迫ります!

せとうちホールディングスの手掛ける新施設

まずLOGを運営するのは、今広島で注目されているせとうちホールディングス。
日本の厳選した宿泊施設のみを扱う宿泊予約サイトReluxで
2018年Vacation Homeランキング 第3位を獲得した「せとうち 湊のやど」も運営しています。

尾道,広島,旅行

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouch

尾道の魅力を伝えながら、親切なおもてなしで高い満足度を誇る「せとうち 湊のやど」。その隣接地にオープンした施設が「LOG」です。

建築家 ビジョイ・ジェイン氏の理念

「LOG」は昭和30年代に建てられた、3階建の集合住宅をリニューアルした施設。
尾道の山側、尾道水道を見晴らす千光寺までの細い坂の途中に位置し、
物を運ぶのにも人の上下を必要とするこの建物は、壊せば2度とつくることはできません。

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

その改装プロジェクトの指揮に、建築家 ビジョイ氏率いるスタジオ・ムンバイが抜擢されたことは、国内外で注目を集めました。

私が最初に改装という言葉を聞いた時には想像もしていなかったのですが、
このプロジェクト、実は人の手による膨大な「手しごと」が施されているのです!

そんな背景には、スタッフの方々の「情熱」と、ビジョイ氏がプロジェクトに掲げた「循環」というテーマがありました。

手しごとの温かさ

例えば、外装の壁。スタッフ自身で土を手作業でふるいにかけ、漆喰に混ぜたものを使用しています。中庭にあった建物を解体した際にでた土壁の「土」を利用し、LOGのスタッフが建物に命を吹き込むように丁寧につくる。顔料の色も現場で何通りも試しながら決めていく。ビジョイ氏だけでなく、全員の考えや想いが反映されて、建物ができあがっていくのです。

広島,尾道

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

LOGの3階は、全6室の客室と、宿泊者が共用できるビジョイ氏の書斎をイメージしたライブラリーがある宿泊者限定のフロアとなっています。

ビジョイ氏は、志賀直哉が「暗夜行路」の草案を書かれた長屋を訪れ感銘を受け、その文中の景色と同じ目線で風景を眺められるように3階を客室としました。

「(尾道は)景色(けしき)はいいところだった。(この部屋で)寝ころんでいていろいろな物が見えた。前の島に造船所がある。そこで朝からカーンカーンと鉄鎚(かなづち)を響かせている。同じ島の左手の山の中腹に石切り場があって、松林の中で石切り人足が絶えず唄を歌いながら石を切り出している。その声は市(まち)のはるか高い所を通って直接彼のいる所に聴こえて来た。」(暗夜行路より)

尾道,広島,旅行

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

客室は2タイプで、全部屋に和紙を用いています。和紙で包まれた空間は、ビジョイ氏がイメージした「繭の中にいるかのような穏やかな空間」でした。2つの客室をコネクトルームとして最大6名での利用もできます。

宿泊のほかダイニング、カフェ&バー、ショップ、ワークショップなども

尾道の山の手に、あかりを灯す「LOG」。

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

ダイニングでは、熊本を拠点に活動されている料理家 細川亜衣氏が監修した料理をいただけます。(2月現在、宿泊者限定で朝食/夕食を提供)

広島

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

1階のショップではLOGのオリジナル商品をはじめ、LOGにゆかりのあるセレクト商品を販売しています。

photo-Tetsuya Ito/by courtesy of DISCOVERLINK Setouchi

また暮らしを豊かにする様々なワークショップも定期的に開催されているので
、観光の方も地元の方も集う尾道を代表するコミュニティとなりそうです。

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