最終更新日時 2019/03/01

2016年、3回目の開催を迎えるアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2016」。まもなく夏のターンが始まります。3月20日から数えて108日間にわたって開催されるイベントの魅力を、開催地となる島々と作品例からご紹介します。

瀬戸内国際芸術祭2016とは

豊かな歴史と風土に育まれた瀬戸内で3年ごとに開かれる現代アートの祭典、「瀬戸内国際芸術祭2016」。イベントの開催は今年で3回目を迎えます。会期は、春(2016年3月20日~4月17日)、夏(2016年7月18日~9月4日)、秋(2016年10月8日~11月6日)の3会期にわたり、その合計日数は108日間に及びます。
イベントは、瀬戸内海の12の島(直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島[春のみ]、本島[秋のみ]、高見島[秋のみ]、粟島[秋のみ]、伊吹島[秋のみ])と高松港・宇野港周辺を舞台に開幕。はるか昔から交通の動脈として多くの新しい文化を伝播する役割を担ってきた瀬戸内海の島々ですが、近年では高齢化、過疎化という避けがたい問題に直面しています。瀬戸内国際芸術祭は、そんな島々の伝統文化や美しい自然を現代美術を通して再発見し、その魅力を世界発信する役割をも持つ、重要なイベントなのです。

開催日時 春|2016年3月20日[日・春分の日]—4月17日[日]29日間
夏|2016年7月18日[月・海の日]—9月4日[日]49日間
秋|2016年10月8日[土]—11月6日[日]30日間
イベント 会場により異なる
開催場所 香川県直島町 直島ほか(豊島 / 女木島 / 男木島 / 小豆島 / 大島 / 犬島 /
沙弥島[春のみ] / 本島[秋のみ] / 高見島[秋のみ] /
粟島[秋のみ] / 伊吹島[秋のみ] / 高松港・宇野港周辺)の各会場
作品鑑賞パスポート前売り券(前売り券販売は3/19まで) 春・夏・秋の3シーズン利用可(有効期限108日、会期中、瀬戸内国際芸術祭2016の作品を鑑賞できるおトクなチケットです。)
販売価格 一般:4,000円(当日5,000円) 高校生:2,500円(当日3,500円) ※価格は税込
ホームページ http://setouchi-artfest.jp

宇野港

「瀬戸内国際芸術祭」の舞台となる直島、豊島、小豆島、高松へ向う、本州からの海の玄関口となるのが「宇野港」。宇野港周辺と築港商店街では、ゴミや漂流物を素材としたカラフルな立体作品「宇野のチヌ」や、廃船の部品を利用したダイナミックで巨大な立体作品「舟底の記憶」、建物壁面のビルボードに展開する写真作品などが点在し、船や電車、バスの待ち時間にもアートを楽しめる空間が用意されます。
09_75_1_Nakamura「宇野のチヌ」淀川テクニック:ゴミや漂流物を素材として立体作品を制作してきたアートユニットによる巨大なチヌ(クロダイ)。海や島を背景にカラフルな作品を作り上げました。

豊島

刻々と美しく変化する自然と、人の営みの中にある食と現代アートの島「豊島」。島には縄文時代の遺跡が点在し、棚田が広がります。海山の幸に恵まれ、食に関わるプロジェクトも始まりました。アートサイトがある集落付近は昔ながらの狭い道が続き、まるで迷路のよう。ゆっくり景色を見ながら歩いてみませんか?
02_21_5_Nakamura▲「島キッチン」安部良:豊島の集落の古民家を建築家 安部良さんが設計・再生した「食とアート」で人々をつなぐ場。東京・丸ノ内ホテルのシェフのアドバイスのもと、豊島のお母さん達が豊かな地元食材を使って独創的なメニューに仕上げました。外のオープンテラスでは、ワークショップやイベントが行われることも。みんなで会話と食事を楽しみ、思いがけない出会いがあるかもしれません!

男木島

平地の少ない急傾斜の島「男木島」。斜面を覆う集落には、迷路のような路地があり、点在する作品を宝探しのように見つける楽しさがあります。坂道や石段が迷路のように広がり、まさに歩く島。迷えば迷うほど、新しい風景に出会えます。島の食やビュースポットを楽しみながら、作品を鑑賞するのもいいかもしれません。
04_43_2_Nakamura▲「男木島の魂」ジャウメ・プレンサ:このアート作品「男木島の魂」は、島の交流館として活躍。被さるように大きなガラスの屋根には多様な文化の文字が飾られており、そこから落ちる影もアートそのもの。日本語やアラビア語などの様々な文字が組み合わされた屋根のデザインは、多様性を表しています。

女木島

高松の沖合約4kmの場所に浮かぶ島が「女木島」。フェリーでたった20分、高松市街地から島までこんなにも気軽に行けてしまう、大自然です。信号機もなく、聞こえてくるのは波や風や鳥の声だけ。都会から少しだけ離れたプチリゾート地としても注目されている女木島ですが、桃太郎伝説にちなんだ愛称は「鬼ヶ島」です。美しい海と手つかずの大自然とおとぎの世界に現れたアートを堪能しましょう。
03_40_2_Nakamura▲「カモメの駐車場」木村崇人:港にずらりと並んだ、風が吹くといっせいに方向を変える約300羽のカモメ。風の流れとカモメの群れの習性を視覚化した作品です。女木島の冬には「オトシ」と呼ばれる強烈な季節風が吹くのだそう。冬の強風に備える石垣「オオテ」に守られた島で、訪れる人を心待ちにするカモメに出会えます。
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