最終更新日時 2018/12/22 18:24

関東平野中西部にある埼玉県は、さいたま市をはじめとして、上尾市、熊谷市、深谷市などが並ぶ平野部と、荒川上流となる秩父市などがある外秩父から奥秩父にかけての山間部に二分されています。埼玉県の代表的な夜景には、外秩父にあたる山々の頂から眺める関東平野の絨毯を広げたような夜景と、秩父盆地の秩父の山々に囲まれた宝石箱の中をのぞくような夜景があります。

美の山公園

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埼玉一とも言えるおよそ8,000本もの桜が花の季節には咲き競い、全山が桜色になるという標高586mの蓑山は、秩父の山としては珍しい独立峰となっています。蓑山一帯は美の山公園となっていて、山頂にあるさえぎる物の無い展望台からは、夜景100選にも選ばれている素晴らしい眺めが楽しめて、秩父市内を一望出来るのはもちろん、秩父連山から赤城山、日光連山まで眺められる場所となっています。

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美の山公園から余所とは違う美しい夜景とは、武甲山の麓に広がり、荒川沿いに連なる秩父盆地が、夜ともなれば、暗い秩父連山が宝石箱のように秩父盆地を取り囲むことで眺められることです。その夜景の素晴らしさは、見る者が宝石箱の中に入り込んだような、ひときわ輝き浮かび上がる秩父盆地の煌めきを堪能できることにあります。

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美の山公園からのもうひとつ、余所とは違う美しい夜景があります。それは、東京から一番近い雲海スポットとして知られ、手軽に絶景の雲海が眺められることで、ツアーまであるという秩父盆地ならではの、夜景と雲海のコラボレーションです。秩父盆地の上に生まれた雲海と雲海から垣間見えるキラキラと輝く街の灯りが織りなす夜景は、幻想的で感動的な光景となって現れます。

登谷山

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埼玉一の夜景スポット、関東でも指折りの夜景スポットと称されているのが、関東平野北部を眼下に一望することができる標高668mの登谷山からの夜景です。広場になっている山頂からは、特に北東方向の眺めが素晴らしく、寄居町から熊谷市、深谷市など埼玉北部から群馬までの街々の灯りが、広げた絨毯の美しい模様のような光景になっています。山頂近くまでは車を使い、その先は徒歩で山道を登ってゆくことになるので、山歩きに近い準備をして、埼玉一、関東指折りの夜景を眺めに行きましょう。

秩父ミューズパーク

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秩父市街の西側に位置する長尾根丘陵に広がっているのが、広大な敷地にスポーツの森ゾーン、音楽の森ゾーン、文化の森ゾーンといった3つのゾーンを持つ秩父ミューズパークです。広いミューズパークの中には、パークの北部に位置する文化の森ゾーン内に、秩父盆地から周辺の山々を一望することができる、ミューズパーク展望台と旅立ちの丘という2つの夜景展望スポットがあります。

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ミューズパーク展望台は、ミューズパークのシンボルとされており、ステージを船首、塔をマストに見立てて、樹海から天に向かう船をイメージし、船旅をしているような雰囲気で、船首からの秩父の夜景を楽しむことができます。旅立ちの丘は、今では先生から生徒へ送られる卒業式の定番卒業ソング「旅立ちの日に」が、秩父発祥の歌ということから造られたモニュメントで、展望デッキに向かうと、秩父の夜景と共に「旅立ちの日に」のコーラスが流れる、誰もがノスタルジーに浸れるスポットとなっています。

堂平山

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関東平野の西側、外秩父の山々のひとつとなる標高875.8mの堂平山は、かつては国立天文台の堂平観測所があり、日本の天体観測をリードした場所となっていました。堂平観測所があった堂平山の山頂は、なだらかな地形でさえぎるものもなく、関東平野は景色もちろんのこと、遠くは浅間山などの山々の姿が眺められ、ぐるっと360度のパノラマ夜景と、上を見上げれば星空が広がるという、3D夜景が楽しめる場所となっています。

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天文台があったほどの場所ですから、都市化が進んで来たとは言え、夜景ばかりか夜空の美しさは折り紙つきのものとなっている堂平山山頂周辺は、堂平天文台を含めて「堂平天文台星と緑の創造センター」という宿泊施設と林業体験施設があり、モンゴル式テントや天文台ドーム内などでの宿泊ができます。車でドライブを楽しみながら山頂に向かい、素晴らしい夜景と夜空を堪能したり、宿泊施設を利用することで、ゆっくりとパノラマ夜景に満天の星をひとりじめして堪能するという楽しみ方もあります。

刈場坂峠

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外秩父の山々の尾根沿いを走るのが奥武蔵グリーンラインと呼ばれている林道で、その途中の林道刈場坂線が別れるところに、標高818mの刈場坂峠があります。刈場坂峠には休憩所があって、北東方向を眺めると外秩父の山塊の向こう側には、小川町から熊谷市、深谷市、さらに群馬県の街々の灯りが、煌々と光の海となって広がっています。刈場坂峠は、今では静かで何もない場所となっているので、光の海が広がる夜景だけでなく、天空の星の煌めきという夜景も同時に楽しむことができます。

都心からも手軽に出かけられる埼玉の夜景のつづきはこちら >>

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