最終更新日時 2019/03/15

忙しい日々の合間を縫って、今日もどこか素敵な場所で自分らしく過ごすオトナたちーー。あなたも、気になっていたあのお店や、一度行ってみたかったあの街へ、”あなたらしさ”を見つけに、おでかけしてみませんか?

今回お話を伺ったオトナは、出版社に勤め、公私共にブックライフを楽しむ川端里恵さん。喧騒から離れてゆったりと歩ける「代々木・渋谷」での過ごし方を紹介します。

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「本は、グッズとして完成されているんです」

無数にある本の中から、自分のお気に入りの一冊を見つけることは至難の技だ。川端さんは、どうやってお気に入りの本と出会うのだろうか。

「本だけのためのInstagramアカウントをつくって、そのアカウントで、本屋や作家、書店員さんをフォローしてます。地方のこだわりがある本屋さんとか。行ったことはないんですけど、ここで紹介されたものを買います」

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・Instagram・インスタグラム

川端さんのInstagram。おすすめの本と読み途中の本を記録しているそうだ

確かに、本屋がすすめる本であれば、買ったことのない作家でもちょっと冒険して買ってみようと思える。

「あとはジャケ買いが一番ですね。感覚的に好きだと思った表紙のものはハズレがない。好きな作家でも、表紙が違うなと思うとハズれる。結局、置いておきたい』と思うかどうかです」

「本は、グッズとして完成されているんです。2段ボックスを横に4つ並べた本棚。それ以上は増やさないようにしています。あげちゃったり、売ったり。また読みたいなって思えば、また買えばいいやって思います」

川端さんが、お気に入りの本屋のひとつを紹介してくれた。Bunkamuraの地下1階、開放的なテラスのある吹き抜けにひっそりと佇むナディッフモダンだ。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・お散歩・本屋SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・お散歩・本屋

店内はゆったりと落ち着いた雰囲気のある、とても心地よい空間。画集からエッセイまで、装丁もジャンルも多岐にわたった本が並んでおり、気になった表紙の本を手に取りパラパラと眺めるだけでも十分に楽しい。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・お散歩・本屋

ナディッフモダン渋谷店で働く石黒さんは、ネットで本が買える時代だからこそ、店に足を運び、自分では選ぶことのない1冊と遭遇する面白さを届けたいという。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・お散歩・本屋

当日案内をしてくださった店員の石黒さん

石黒さん「20世紀美術をナビゲートする、彩り豊かな『イズム=主義・様式』を紹介する書棚を設置しています。アートと共にある様々な文化も視野広く展開し、アートが幹となり好奇心の枝葉が多岐に広がるような店内では、本との出会いからまだ見ぬ新しい世界へのトリップが待っています」

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・アート・本屋

石黒さん「また、書籍に限らず、アートのフィーリングを持ったデザイングッズもご用意し、より身近で生活の中にとりいれやすいアートを様々なスタイルでご紹介しています」

店内では様々なアーティストによる展示やトークイベントなども定期的に開催している。Bunkamuraでアートに触れた日は、膨らんだインスピレーションを携えて、ナディッフモダンで豊かな時間を過ごしてみたい。

店名 NADiff modern (ナディッフモダン)
電話番号 03-3477-9134
住所 〒150-8507
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 BunkamuraB1

NADiff modern

入りやすくて出やすい『ミッケラー東京』

川端さんに、もう一つ奥渋谷でお気に入りのお店を紹介していただいた。かつて花街として栄えた名残から、いまもカップル向けホテルが立ち並ぶディープなエリアとして知られる円山町(まるやまちょう)。そのすぐ脇の百軒店(ひゃっけんだな)エリアに佇む「ミッケラー東京」だ。

可愛らしいレモンイエローとブルーの外観

「友人に誘われて行ったのがきっかけ。ちょっと飲みたいと思っても、ワインだと重すぎるし、ウィスキーだと夜の雰囲気が強すぎるし。バーに行くのもちょっとなあ、と。そんなときに一杯だけ飲んで酔いすぎずに帰れるお店だと思ったんです。今では仕事帰りやジム帰り、一杯だけクラフトビールを飲みに立ち寄ることが多いです。」

この土地のディープな雰囲気の中でも、明るくオープンな雰囲気をまとうミッケラー東京。店主のハミルトンさんは、店の客層はバリエーション豊かであってほしいから、あえてこの場所を選んだという。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・ビール・居酒屋・お散歩

ハミルトンさん「百軒店には、よくあるチェーン店がほとんどなく、昔ながらの商店街や歴史が残る美味しいお店が多いです。渋谷の中で唯一、ローカルらしさが残っている魅力のある場所。他の店に入れない時、待ち時間にもこの店で過ごす人も多いですね」

提供しているクラフトビールは20種類以上。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・ビール・居酒屋・お散歩
SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・ビール・居酒屋・お散歩

ハミルトンさん「ビールはスタッフの飲みたいものを置いてる、味とか流行とか飲んだことがないもの、好きなものとか。クラフトビールをあまり飲んだことがない方は、初心者マークのビールをどうぞ。とくに『とりあえずWIT』は人気です」

グラスの大きさは、200mlと400mlを用意。女性でもチャレンジしやすい量である。またデンマーク料理スモーブローなど目でも舌でも楽しめる料理も提供している。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・デンマーク・お散歩

「今日のオススメひとくちスモーブロー」(手前)。「ドンサー」(右上)。ポテトチップス(左上)。

川端さん「ミッケラーではそんなに飲んだくれている人はいなくて、女子1人で飲まれている方がいるのが外から見えたので入りました。結構外国人の方が多いですね」

ハミルトンさん「ビールに詳しくても、種類をいつも変えて置いてるので、知らない銘柄の方が多いと思う。スタッフと『こんな味が飲みたい』なんて会話を楽しみながら良い時間をすごしたり、いろんな人が来れて、入りやすくて出やすい店でありたい」

のんびりと飲むなら2階がおすすめ。

SPIRA_代々木・渋谷のお出かけ・デート・居酒屋・お散歩

モダンな空間の中に、ポップなアートと季節の切り花が飾られ、無機質なコンクリートの壁との静と動の絶妙なバランスを演出している。

夜な夜なヒップな人々で賑わうビアバーで、とっておきの一杯を楽しんでみてはいかがだろうか。

店名 Mikkeller Tokyo (ミッケラー東京)
電話番号 03-6427-0793
住所 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2丁目19−11

Mikkeller Tokyo

居心地の良い過ごし方

「お店に入るときのコツは『こんにちは』という事。海外だと絶対目を合わせて、お店の人に『Thank you』っていう。日本だと黙って出て行くことが多いですね。入った時に挨拶しておくとお店の人との気まずい時間もなくなって、はじめてのお店でも入りやすくなるんですよ」

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幼い頃から好きだった本が、仕事にも週末の過ごし方にも繋がっている川端さん。仕事のために読んだ本が、いつのまにか自分のお気に入りがつまった本棚に並ぶこともあるという。

「仕事で読む本や、個人的に読みたい本など、同時に何冊も読み進めています。気分に合わせて本を選んでいるんです。読み切らなきゃ、と思わないで自分のペースで読み進めるようにしています」

一目惚れしたパッケージデザインを選ぶ。その時の気分に合わせて読む本も場所も変える。

自分の気持ちに素直に、焦らずゆっくり「好き」を追求する、そんなオトナの過ごし方に出会えた。


講談社

川端 里恵

2002年講談社入社。広告部、新雑誌企画部、デジタル部書などを経て、現在はウェブマガジン「mi-mollet(ミモレ)」の副編集長をつとめる。

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