最終更新日時 2019/07/30

2011年、世界遺産に登録されたことで、一躍有名観光スポットへの仲間入りをした平泉。それでも平泉っていまひとつどういったところかピンとこない、という人もいるでしょう。そんな人のために平泉の魅力が解るおすすめスポットを、その歴史を振り返りながらご紹介します!

平泉でおすすめのグルメ5選

1. The BREWERS HIRAIZUMI

こちらのおしゃれな外観のお店が「The BREWERS HIRAIZUMI」です。実はThe BREWERS HIRAIZUMIは「ビール」と「コーヒー」が同時に味わえる最新カフェです。ビールは、いわて蔵ビールを醸造する「世嬉の一酒造」、コーヒーは自家焙煎にこだわった「ANCHOR COFFEE(アンカーコーヒー)」が手がけています。デートにも、女子会にもおすすめなカフェですね。

1995年に立ち上げた、いわて蔵ビールは地域に根ざしたこだわりのあるクラフトビール。コーヒーはここでしか味わうことのできないカスタムブレンドを楽しむことができます。そしてインスタ映えで人気なのはひげのトッピングがなんともかわいらしいソフトクリーム。子供にも好まれるような最新カフェに足を運んでみてはいかがでしょうか。

名称 The BREWERS HIRAIZUMI
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関34-13
営業時間 9:00〜18:00
サイト https://brewers-cafe.jp/

2. そば処 義家

平泉に訪れたら必ず食べていただきたいご当地グルメが「盛り出し式わんこそば」です。そして今回ご紹介するのが、「そば処 義家」。よくテレビで見るわんこそばだと食べたらすぐそばを入れられてしまい、なんだか焦ってしまいますが、平泉の場合はセルフ式なのでゆったり楽しむことができます。外国人観光客も多く人気のご当地グルメスポットです。

こちらでは通常だと12杯分のお蕎麦がついてきますが、もし足りない場合は追加料金でお蕎麦を注文することができます。男性だとお盆2枚分くらいは軽く食べられてしまうようです。お蕎麦に合うおかずとして天ぷらや山芋、牛ごぼう、薬味は大根おろしなめこなどがたっぷりついてくるのでランチにぴったり。

名称 そば処 義家
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関43
営業時間 10:30〜15:30
※無くなり次第終了
サイト https://tabelog.com/iwate/A0303/A030303/3001847/

3. 夢乃風

見た目で楽しむことをコンセプトにした「夢乃風」。中尊寺の近くにあるため、ちょっとしたお休み処として外国人観光客にも人気です。こちらでも平泉のご当地グルメである「盛り出し式わんこそば」を堪能することができます。夢乃風では「わんこそば記録」として証明書をもらうことができ、自分が何杯食べたか記念になりますね。

夢乃風のイチオシメニューは「藤原三代お餅膳」です。女子会やデートにもおすすめな見た目の綺麗さ。さまざまな種類のお餅とお雑煮が楽しめる贅沢なメニューです。ずんだやごま、あんこなどお餅好きにはたまらないですよね。ぜひ、落ち着いた空間でお蕎麦とお餅を味わってみてはいかがでしょうか。

名称 夢乃風
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立11-2
営業時間 10:00〜18:00
サイト http://www.dream-wind.info/

4. 登龍門

平泉で人気のラーメン屋が「登龍門」です。オープン時間になるとすでに満席の状態になることがほとんどなので、早めにご来店することをおすすめします。登龍門は麺が中太で、がっつり食べたい時に向いているラーメンです。平泉といえばそばというイメージだとは思いますが、ぜひ穴場のランチスポットとしてご紹介したいお店です。

メニューの中でも特に「辛味噌ネギラーメン」が人気です。たっぷりのネギにピリ辛の魚介ベースの味噌が癖になります。また、トッピングのチャーシューも分厚くてトロトロなのが魅力的です。実はこのこだわりのチャーシューはお持ち帰りができるとのこと。お店の本格的なチャーシューをご自宅で楽しめるのは最高ですね。駐車場もあるので、お一人でも気軽に来店しやすいので、ランチにいかがでしょうか。

名称 登龍門
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字宿50-1
営業時間 月〜金
11:00〜14:30
17:00〜20:00
土日祝
11:00〜15:00
17:00〜20:00
定休日 木曜
サイト https://tabelog.com/iwate/A0303/A030303/3005760/

4. SATO

時間に余裕がある時にぜひ訪れていただきたいランチスポットが「SATO」。今話題の最新おしゃれカフェです。お店の外観をみても、女子会やデートに向いている場所ですよね。自家製のジンジャーやレモネード、コーヒー、ケーキなど平泉でほっと一息できるSATOは地元の方々の憩いの場としても人気。観光地としては穴場かもしれませんが、カフェ巡りが好きな方は必ず立ち寄って欲しいカフェです。

SATOのイチオシは何と言っても「ロールキャベツ」です。生クリームと自家製サワークリームの相性がとても良く、まろやかな口当たりが食欲をそそります。濃厚すぎることもないので、初めて訪れた際はまずこのロールキャベツからお楽しみいただければと思います。その他にも日替わりのパスタや定食、カレーも楽しむことができ毎日足を運びたくなってしまいます。SATOだからこそゆったりと過ごせる空間をぜひご堪能ください。

名称 SATO
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字泉屋73-4
営業時間 11:30〜17:30(L.O.17:00)
定休日 月曜・火曜
サイト https://www.sato2015.com/

平泉でおすすめの温泉5選

1. 平泉温泉 悠久の湯

穴場の平泉温泉スポットは「平泉温泉 悠久の湯」。こちらは3時間以内であれば500円という手頃な料金で入浴することができます。ワンコインで入浴できるということで地元の方々に愛されている温泉施設です。こちらの温泉は、疲労回復や五十肩への効能が期待されているので、ぜひお立ち寄りください。

2011年に世界遺産に登録された平泉の中尊寺が描かれている「平泉アップルジュース」。平泉でしか購入することができないりんごジュースで、こちらの温泉施設でも購入することができます。平泉温泉 悠久の湯は平泉前沢インターチェンジから車で10分ほどの距離で、一人でも気軽に足を運ぶことができますので、ゆったりとおくつろぎください。

名称 平泉温泉 悠久の湯
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢1−1
営業時間 10:00〜21:00
定休日 第1・3火曜
サイト https://www.town.hiraizumi.iwate.jp/index.cfm/25,0,125,271,html

6. 平泉 大沢温泉旅館

宿泊も日帰りもOKなのが「平泉 大沢温泉旅館」です。四季折々で周辺の景色が一気に変わるので、1年を通して平泉温泉をお楽しみいただけます。外国人観光客やデートにもぴったりな温泉スポットですね。宿泊ができるので、岩手の海や山の幸に舌鼓しながら、落ち着いた空間でゆっくりと過ごすのもたまにはいいのではないでしょうか。

日帰り温泉の場合は、入浴料が350円というリーズナブルな金額で平泉温泉を満喫できるのも大沢温泉旅館の魅力ですね。こちらの温泉はリウマチや婦人病への効能が期待されており、定期的に通われている地元の方もいるのだとか。入浴をした後は、日帰りの宴会はいかがでしょうか。送迎バスが運行されているので、ゆったりお酒を楽しんで家に帰るのもとても気持ちが良いですね。

名称 平泉 大沢温泉旅館
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢94-1
営業時間 日帰り:8:00〜20:00
宿泊:チェックイン15:00/チェックアウト10:00
サイト http://oosawaonsen-hiraizumi.com/

7. 祭畤温泉 かみくら

木のぬくもりを感じながら過ごすことができる「祭畤温泉 かみくら」。館内には囲炉裏がある癒しのスペースやゆったりと読書を楽しむことができるスペースなど、どこにいても心が休まる空間が広がっています。こちらの旅館では「ペット同伴OK」の客室もご用意されているため、いつもは連れて行くことのできないペットと大切な思い出を作ることも可能ですね。

祭畤温泉は「美人の湯」とも言われ、滑らかなお湯なのでしっとり肌に馴染みます。女子会として温泉を楽しみながら過ごすのもいいかもしれませんね。また、日帰り温泉ならば600円で入浴ができますので、時間がない方でも一休みで温泉に浸かってみるのはいかがでしょうか。

名称 祭畤温泉 かみくら
住所 岩手県一関市厳美町祭畤32
営業時間 日帰り:8:00〜19:00
定休日:火曜
宿泊:チェックイン16:00/チェックアウト10:00
サイト https://m-kamikura.com/

8. 厳美渓温泉 いつくし園

厳美渓は1927年に国の名勝記念物に指定された観光名所です。その厳美渓のほとりにあるのが「厳美渓温泉 いつくし園」。平泉中尊寺へのアクセスも良く、由緒ある旅館として大変人気です。お料理は岩手の旬の食材を使用しておりゆったりとお食事を楽しむことができます。日帰り温泉もできますので、お一人でもお気軽にお越しください。

自慢の温泉は御影石造りの広い湯船や檜風呂が揃えられております。露天風呂からの眺めは絶景で、日々の疲れが癒えることは間違いありません。高齢の方から子供まで幅広い世代におすすめですので、ご家族で旅行も良いでしょう。もちろん駐車場も完備しているので、安心ですね。ご家族でゆったりと温泉旅行を楽しんではいかがでしょうか。

名称 厳美渓温泉 いつくし園
住所 岩手県一関市厳美町南滝の上15
営業時間 日帰り:11:00〜16:00
宿泊:チェックイン14:30〜19:00/チェックアウト10:00
サイト http://www.itsukushien.co.jp/

4. みちのく城址温泉 ホテルみどりの郷

高齢の方から子供まで家族みなさんが楽しめることをコンセプトとした「みちのく城址温泉 ホテルみどりの郷」。季節限定のプランが常にご用意されているのが魅力的です。夏であれば、「グランピング」と「BBQ」が楽しめるプランがございます。開放感に溢れる空間で女子会やデート、子供も交えて家族の思い出としていかがでしょうか。

小高い丘にたたずむみちのく城址温泉ホテルみどりの郷は温泉に浸かりながらの眺めも最高です。温泉は美肌効果の高いしっとりとしたお湯で、体も心もポカポカになることでしょう。湯上り後も、無料休憩所からの眺めをぜひご堪能ください。ゆったりくつろぎながら、大人の休日を満喫してみてはいかがでしょうか。

名称 みちのく城址温泉 ホテルみどりの郷
住所 岩手県胆沢郡金ケ崎町永栄上宿26-3
営業時間 日帰り:10:00〜21:00(入館は20:00まで)
宿泊:チェックイン15:00/チェックアウト10:00
サイト https://midorino-sato.jp/

平泉でおすすめのホテル・旅館5選

1. 平泉ホテル武蔵坊

「癒し」「学び」「祈り」がコンセプトの「平泉ホテル武蔵坊」。こちらでは平泉の街並みを一望できる展望風呂や岩風呂を楽しむことができます。また、屋外には「弁慶の足湯船」と呼ばれる足湯が無料で設置されていますので、仲間やご家族、デートで足湯に浸かりながら談笑をして素敵な時間を過ごすのも良いのではないでしょうか。

お料理は自慢の前沢牛を贅沢に使用したメニューが揃えられております。グルメな方もきっと満足できることでしょう。客室はゆったりとした和室や、子供でもくつろげる洋室の両方がご用意されております。ビジネスマンにもぴったりな一人向けのお部屋もございますので、どなたでもお気軽にご利用できるのが魅力的ですね。

名称 平泉ホテル武蔵坊
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢15
営業時間 日帰り:10:00〜15:00/15:30〜20:30
定休日 木曜
宿泊:チェックイン15:00〜19:00/チェックアウト10:00
サイト http://www.musasibou.co.jp/

2. 山桜 桃の湯

一関インターチェンジからだと車で5分の距離にある「山桜 桃の湯」。日帰り入浴はもちろん、岩盤浴まで設けられている女性には嬉しいサービスがたくさん。ぜひ女子会におすすめしたい宿泊施設です。また、朝の5時から入浴することができるので、朝日を浴びながらの温泉はゆったりと過ごせること間違いなし。源泉掛け流しの檜風呂や、開放感のある天然露天風呂をぜひお楽しみください。

お料理もこだわりがたっぷり。山桜桃の湯ではランチも営業しており、宿泊で早く来てしまってもおくつろぎいただけます。夜はバイキングや和牛すき焼きなど、贅沢なお料理を堪能することができます。夜は長いので、落ち着いた空間のスナックでお酒でも飲みながら最高のひと時をお過ごしください。

名称 山桜 桃の湯
住所 岩手県一関市赤荻字笹谷393-6
営業時間 日帰り:5:00〜23:00
宿泊:チェックイン15:00/チェックアウト10:00
サイト https://www.momonoyu.co.jp/page1

3. 奥州平泉温泉 そば庵 しづか亭

「奥州平泉温泉 そば庵 しづか亭」では自慢の手打ちそばや前沢牛の肉寿司など贅沢なお食事を楽しむことができます。出来立てほやほやのお蕎麦を食べることができるのは奥州平泉温泉そば庵しづか亭だけのグルメですね。また、菜園で採れたての山菜をすぐお出ししているので、山菜の天ぷらは絶品です。ランチや女子会にもぜひいかがでしょうか。

地下500mから湧き出る温泉が奥州平泉温泉そば庵しづか亭の特徴。一度入浴すればしっとりと柔らかい肌になりとても気持ちが良いです。他にも神経痛や冷え性への効能が期待されているので、女性には嬉しいですね。車であれば平泉インターチェンジから15分ほどの距離にありますので、家族やデートでゆったりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

名称 奥州平泉温泉 そば庵 しづか亭
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉長倉10-5
営業時間 チェックイン15:00/チェックアウト10:00
サイト https://shizukatei.com/

4. 山王山温泉 瑞泉郷

東北屈指の美人の湯として有名なのが「山王山温泉 瑞泉郷」です。こちらの泉質が三大美人泉質の一つ「硫黄塩泉」であり、肌にハリと弾力を与えます。保湿成分も豊富なのでお風呂上がりも体がポカポカの状態が続きます。日帰り温泉も600円と利用しやすいお値段ですので、宿泊せずとも美人の湯を満喫することが可能です。

ご当地食材として「前沢牛」を贅沢に使用した料理やこだわりの一関産米である「ひとめぼれ」など、こだわり抜いた材料をメニューとしてお出ししています。温泉も料理もこだわっているからこそ外国人観光客にも人気の宿泊施設です。女子会やデートで、束の間の休日を満喫してみるのも良いのではないでしょうか。

名称 山王山温泉 瑞泉郷
住所 岩手県一関市厳美町下り松65-2
営業時間 日帰り:11:00〜15:00
定休日:水・木
宿泊:チェックイン15:00〜19:00/チェックアウト10:00
サイト http://zuisenkyo.com/

4. 国民宿舎サンホテル衣川荘

「国民宿舎サンホテル衣川荘」は人工温泉である「ヘルストン温泉」が特徴です。皮膚のトラブルや体の痛みを和らげるといった効能が期待されており、地元の方々にも人気な穴場の宿泊施設です。お食事はご当地食材をふんだんに使用したものばかり。中でも前沢牛は平泉グルメの王道と言えますよね。ぜひこの機会にご堪能ください。

実は国民宿舎サンホテル衣川荘の中にある「Cafe&Bar HOKUTEN」がランチスポットとして人気なのです。まさに穴場なので、女子会やデートにおすすめしたいところ。イタリアンがメインのグルメランチで、中でもパスタは絶品。パンやサラダも付いてくるのでお得感たっぷりですね!ぜひ、休日の女子会に国民宿舎サンホテル衣川荘のランチはいかがでしょうか。

名称 国民宿舎サンホテル衣川荘
住所 岩手県奥州市衣川区日向60-2
営業時間 日帰り:15:30〜23:00
宿泊:チェックイン15:30/チェックアウト10:00
サイト http://www.koromogawasou.com/

平泉でおすすめの観光スポット10選

中尊寺

Konjikido

中尊寺は奥州藤原氏の初代清衡が、仏国土による一大理想郷を東北の地に築くに当たり、その中心に据えた寺院でした。そのため全盛期には40もの堂塔が存在していましたが、源氏により藤原氏が滅ぼされると、後ろ盾を失くした中尊寺は大きく衰退。のちの火災により多くの伽藍を失い、荒廃の一途をたどりました。その中でかろうじて守られてきたのが、3000点にも及ぶ寺宝と、現在国宝建造物第一号に指定されている金色堂です。金色堂の須弥壇の中には四代藤原氏の亡き骸がいまも眠っています。

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戦乱の世を細々と耐え抜いた中尊寺。江戸時代に入り平泉が伊達藩領となると、中尊寺は歴代藩主の庇護により息を吹き返します。いまも中尊寺に参拝するには長い並木道を歩いて行かなければなりませんが、この参道の杉の木も当時の伊達藩の手により植樹されたもの。様々な人の思いに守られた中尊寺は、その甲斐もあっていまやかけがえのない世界の遺産となりました。いにしえの歴史に思いを馳せながら参道を歩いたあと、迎えてくれる金色堂は、訪れた人に一体どんな光を投げかけてくれるでしょうか。

名称 中尊寺
住所 西磐井郡平泉町平泉字衣関202
電話番号 0191-46-2211
公式URL http://www.chusonji.or.jp/

毛越寺

Motuji Temple

奥州藤原氏が栄える240年ほど前に中尊寺を開いた慈覚大師は、同時期に毛越寺を開山しました。この毛越寺に中尊寺をしのぐほどの堂塔伽藍を構えたのが、二代基衡と三代秀衡。栄華を極めた毛越寺も再三にわたる災禍によって全ての堂宇を失いましたが、その後残されていた遺構より平安時代の浄土庭園が再現され、往時の姿を忍ぶことができるようになりました。日本最古の作庭技法にのっとり造りこまれた庭園には、最も美しいとされる荒磯風の出島や州浜、枯山水を模した築山など随所に見どころが施されています。

Motuji Temple

仏堂と苑池とが一体化された優美な景観は、国の特別史跡・特別名勝に指定されており、これら遺構を含めた寺院全体では世界遺産の登録もなされています。毛越寺では座禅や写経体験ができるほか、毎月8日に行われる「薬師会」や10月の特別拝観時には、普段拝観できない本堂内に入ることもできます。春や秋には藤原氏を題材にしたお祭りも開催され、人出の途切れることがありません。なお毛越寺は「もうつうじ」と難解な読み方をしますが、これは「越」の字を「おつ」と読むため、「もうおつじ」がいつしか訛って「もうつうじ」になったとされています。

名称 毛越寺
住所 西磐井郡平泉町平泉字大沢58
電話番号 0191-46-2331
公式URL http://www.motsuji.or.jp/

達谷窟毘沙門堂

Takkokunoiwaya Bisyamondo, bettou Takkokuseikouji Temple

いまから1200年以上も前に、当時征夷大将軍だった坂上田村麻呂が達谷の窟屋に棲む悪党らを退治しました。それは毘沙門天の加護があったからだとされ、田村麻呂が悪党らの棲んでいた窟屋に毘沙門堂を築いたのが、達谷窟毘沙門堂の始まりです。同じころ別当寺として達谷西光寺が開かれ、以来毘沙門堂の神事などを達谷西光寺が執り行ってきました。境内に鳥居があるのは当時より神仏混合の社寺であった所以で、1200年が経ったいまもそのスタイルは変わっていません。そのため達谷西光寺は檀家をとっておらず、葬式も行わない珍しいお寺なのです。

Takkokunoiwaya Bisyamondo, bettou Takkokuseikouji Temple

源氏や藤原氏の庇護によって寺領は拡大され、七堂伽藍を与えられるなどかつての達谷正光寺は一山寺院として栄えました。しかし戦乱の世の中で衰退し、江戸時代には毘沙門堂を守るこの一箇寺のみに。毘沙門堂もたび重なる火災の憂き目に遭い、その都度再建され、現在のものは五代目を数えます。一関市の厳美渓方面にあり平泉の中心街からは離れていますが、毘沙門堂は知る人ぞ知るパワースポット。今後世界遺産への追加登録も予定されており、平泉を訪れたのならぜひとも立ち寄っておきたいスポットとなっています。

名称 達谷窟毘沙門堂
住所 西磐井郡平泉町平泉字北沢16
電話番号 0191-46-4931
公式URL http://www.iwayabetto.com/

高館義経堂

義経堂

義経終焉の地となった高館は、初代清衡のころより藤原氏の要害地として使われてきた場所です。兄の頼朝に追われ逃げ延びた義経を、息子のように可愛がっていた三代秀衡は、この地に居館を与え住まわしていました。奇しくもその秀衡の死後、義経は四代泰衡による奇襲を受け、妻とともにここで自害します。のちの仙台藩主により建てられた義経堂は、中尊寺よりほど近い北上川を見晴らせる高台に建てられました。「夏草や 兵共が 夢の跡」と松尾芭蕉が詠んだこの丘からの眺めは、平泉随一のものといわれています。

画像素材|PIXTA

堂の中に安置されている義経像は、江戸時代初期に制作されたと伝えられています。江戸時代初期といえば、義経堂が創建された時期と同じくらいです。像の雰囲気は、髭を蓄え勇ましい武者姿そのもの。美男子と言われている義経のイメージとは少し違うものの、日本史に名前を残したスーパーヒーローの像ではあることは事実。兜や服装も素敵です。義経堂には、義経にまつわる資料が展示されている資料館もあります。義経についてさらに知りたい人にとってはおすすめの場所です。

名称 高館義経堂
住所 西磐井郡平泉町平泉字柳御所14
電話番号 0191-46-3300
公式URL http://www.motsuji.or.jp/gikeido/

平泉文化遺産センター

Hiraizumi - Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land

平泉文化遺産センターは、平泉町の郷土館と文化財センターとを統合してできた観光施設です。世界文化遺産平泉の魅力や奥州藤原氏との関わり、その歴史など、パネルや映像を使ったガイダンス形式で解りやすく紹介しています。循環バスでも行けますが、中尊寺と毛越寺の中間にある金鶏山の麓にあるので、健脚な方は歩いて向かうのも良いかもしれません。どちらのお寺からでもゆっくり歩いて20分程度です。施設内容は無料とは思えないほどのクオリティ。予備知識のない人などはこちらで勉強してから観光を始めると、旅がより充実したものになりそうです。

画像素材|PIXTA

平泉文化遺産センターは平泉の歴史を学ぶことはもちろん、奥州藤原氏初代当主清衡以前の歴史も紹介しています。清衡が平泉を築く前の歴史といえば、東北の有力豪族安倍氏と清原氏、源頼義・義家の時代。戦国時代のように戦乱が頻発した時代です。さらには、英語や中国語、韓国語の音声案内も付いており、外国人でも平泉の歴史を詳しく学習できます。最近は韓国・中国からの観光客も多く、グローバルな博物館であると言えます。平泉の歴史をもっと学びたいのであれば、平泉町史を購入しましょう。

名称 平泉文化遺産センター
住所 西磐井郡平泉町平泉字花立44
電話番号 0191-46-4012
公式URL http://www.town.hiraizumi.iwate.jp/index.cfm/26,1040,128,277,html

観自在王院跡

観自在王院跡 舞鶴が池

二代基衡の妻により建立された観自在王院の跡地です。かつては都からの来客などをもてなす、迎賓館のような役割を果たしていた場所だったともいわれています。毛越寺と同じく浄土庭園の形式がとられていましたが、残念ながら藤原氏滅亡のあとは衰退し、残された遺構より舞鶴が池が復元されるのみ。遺構としてはほかに鐘楼跡や車宿跡、西門跡などが遺っており、二つの阿弥陀堂があったことも解っています。それぞれの場所に解説板が設置されており、いかに想像力を働かせて苑内を巡れるかがポイントかもしれません。毛越寺に隣接している、世界遺産登録の遺跡群です。

画像素材|PIXTA

舞鶴が池は日本庭園跡の池らしく広々としています。奥州藤原氏滅亡後は、時の流れにより荒れ果ててしまい水田と化しましたが、復元により当時の姿に蘇りました。池の島であるこの池からは金鶏山を眺めることもできますよ。今は建物の跡しかない観自在王院跡の境内で、当時の名残を色濃く残しているポイントです。先程の通り毛越寺の隣にあるため、約1分でアクセスができる利点も。基衡の毛越寺、その妻の観自在王院、平泉観光で両方訪れたいですね。

名称 観自在王院跡
住所 西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内
電話番号 0191-46-4012
公式URL http://hiraizumi.or.jp/archive/sightseeing/kanji.html

無量光院跡

Hiraizumi - Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land

三代秀衡が建立した無量光院の跡地です。観自在王院跡と同じく、世界遺産登録の遺跡群です。一見何もないように見えるこの場所には、かつて京都の平等院鳳凰堂を模した寺院がありました。左右の翼廊が平等院よりも長く、平等院を越える壮大な寺院だったといわれています。東門より入ると池があり、その直線上に橋と本堂、神聖なる金鶏山の中心がくるよう設計されており、本堂越しの山の中央に、美しい夕日が沈む様を庭園より眺められたといいます。

画像素材|PIXTA

無量光院は平安時代末期の後、境内もろとも徐々に朽ち果てていき、長い間人々の記憶から忘れ去られていきました。無量光院が世間に再び脚光を浴びるのが戦後のこと。この時期に発掘調査で平等院に匹敵する巨大な寺院であることが確認され、1955年に史跡に登録されました。最近では復元工事が積極的に進められ、中島などのかつて池に位置していたとされる3つの島の再現工事も完了しています。近い将来、無量光院の池も復元することも計画されています。奥州藤原氏の最高傑作の庭園の池を拝める日もそう遠くはありません。

名称 無量光院跡
住所 西磐井郡平泉町平泉字花立地内
電話番号 0191-46-4012
公式URL http://hiraizumi.or.jp/archive/sightseeing/muryo.html

柳之御所遺跡

Hiraizumi - Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land

奥州藤原氏の政庁の役目を果たした平泉館があったとされる、柳之御所遺跡です。三代秀衡の居館、伽羅御所跡や無量光院跡のすぐそばにあり、藤原氏の拠点であった場所とも推測されています。現在も発掘調査が進められていますが史跡公園としても整備されており、一般にもその遺跡群を公開しています。世界遺産への追加登録予定地であり、価値ある歴史資産ですので立ち寄っておくことをおすすめします。発掘した陶磁器などを展示した無料の施設、柳之御所資料館が隣接しているので散策前に見ておくと良いでしょう。

画像素材|PIXTA

柳之御所遺跡にまつわる資料を展示している柳之御所資料館は、1000年前の平泉について知ることができる場所。資料館で柳之御所遺跡のパンフレットをもらえます。かわらけ、「盤前村」と書かれた印章が見られます。この印章は日本で初めて発見されたもの。これにより、奥州藤原氏の村落支配のシステムが少しずつ明らかになりました。パンフレットには柳之御所遺跡の詳しい説明が記載されているので、散策の際にパンフレットを手に持てば歴史探索がさらに濃いものになりますよ。

名称 柳之御所遺跡
住所 西磐井郡平泉町平泉字伽羅楽108-1
電話番号 0191-34-1001
公式URL http://www2.pref.iwate.jp/~hp0909/index.html

金鶏山

Hiraizumi - Temples, Gardens and Archaeological Sites Representing the Buddhist Pure Land

世界遺産平泉の構成五資産のひとつ、金鶏山は三代秀衡がひと晩で築かせたといわれる人工山です。標高およそ100メートル、山頂に雌雄一対の金鶏が埋められたことにちなみ命名された、円錐状の山です。山頂には複数の経塚も建てられており、信仰の対象となっていたことが伺えます。麓には三代秀衡の木造を安置する千手堂や、義経の妻子の墓とされる五輪塔など見どころも多数。先述した無量光院跡からは、この金鶏山の向こうに沈む、計算されつくした美しい夕日を臨むことができます。

画像素材|PIXTA

金鶏山は、中尊寺金色堂とともに1000年もの間失われることなく昔の姿を保ち続けた平泉の数少ない遺産です。有名俳諧師松尾芭蕉の書いた「奥の細道」によれば「秀衡の屋敷は跡形もなくなくなってしまったが、金鶏山は奥州藤原氏時代の姿を残している」と記述されています。1930年代には、山に埋められたとされる金鶏を求めて頂上が掘られました。目当ての金鶏は見つからず、代わりに秀衡の時代に造られたとされる陶器など様々な遺物が出土しました。これらは平泉最盛期の時代を窺い知る数少ない資料です。

名称 金鶏山
住所 西磐井郡平泉町平泉字花立地内
電話番号 0191-46-4012
公式URL http://hiraizumi.or.jp/archive/sightseeing/kinkei.html

白山神社

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中尊寺金色堂入り口の向かい側、突如として現れる赤い鳥居がこの寺域の鎮守社、白山神社の入り口です。この神社の境内に併設された能楽堂は国指定重要文化財で、江戸時代に伊達藩より奉納されたものです。金色堂に参拝したらそれだけで中尊寺に来たような気になってしまいそうですが、ここは中尊寺より建立時期が早かったとされる由緒ある神社。少し滞在時間を延ばしてゆっくり散策してみては。

画像素材|PIXTA

中尊寺の先立ちと言われる白山神社は慈覚大師により850年に創建されたとされます。一説では石川白山の信仰とも深い関わりが根付いていたと言われています。創建以後、中尊寺に並び東北の守護神として平泉を長らく戦乱の渦から守り続けました。江戸時代末期に火事で一旦焼失しますが、その後再建されました。先述した能舞台も江戸時代末期の再建であると考えられています。白山神社は大きな木が生い茂っており、中尊寺と別のベクトルで神聖さを感じさせます。境内に12ヶ月間安置されている茅の輪もおすすめポイントです。

名称 白山神社
住所 西磐井郡平泉町平泉字衣関173
電話番号 0191-46-4397

1000年の時を超えて

平泉のおすすめ観光スポットをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?いまもなお残る理想郷のわずかな爪痕をたどれば、現代の人間にも通ずる何かしらの光が見えるかもしれません。ほんの少しだけ想像力を膨らませて、1000年の時を超える旅に出かけてみませんか?

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