最終更新日時 2019/02/07

戦国大名として名を馳せた上杉謙信ゆかりの地としても知られる、山形県・内陸部の米沢市。その上杉謙信にゆかりがある「上杉神社」では、毎年「上杉雪灯篭まつり」が開かれており、地元の方はもちろん、歴史好きの人やカップルに人気を博しています。

今回は、この「上杉雪灯籠まつり」についてご紹介していきたいと思います。

上杉雪灯篭まつりとは?

画像提供|PIXTA

「上杉神社」が雪で真っ白に染まる2月に行われるのが、「上杉雪灯篭まつり」。毎年2月の第2土曜日と続く日曜日に開催されるイベントです。

まず一番の特徴は、雪でつくられた灯篭が並ぶこと。その数なんと300基。これらひとつひとつが手作りでつくられているというから驚きです。

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まずは地面の雪を固めていき、その後、人が中に入った状態で、コンパネを四角く組み立てていくそう。そしてその中にどんどん雪を詰め込んでいき、お豆腐のように固まったら、型をあてて目印をつけた上でどんどん削っていくのです。

一番大変なのは、雪を入れるときにきちんとがっちりと踏み固めていくことと、そのまま1日から2日ほど放置して凍らせること。そうしないと、崩れやすくなってしまうのだとか。これを300基つくるとは、なんと忍耐のいる作業なのでしょう。その作業を想像すると、よりイベントが楽しめるのではないでしょうか。

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ちなみに、よく見ると、こんなかわいらしい灯籠もあるようです。

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灯籠のほかにも、雪ぼんぼりが約1,000個つくられ周辺を照らします。やわらかなローソクの光が見る人の心をも温めてくれますね。地元の商店街や中学生も参加して作り上げているのだとか。街の皆が楽しみにしているおまつりなのですね。

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ちなみに、同じ会場内、松が岬公園にある「鎮魂の丘」には、やはり、雪で作った「鎮魂の塔」が建ちます。こちらは、第2次世界大戦で南方に発ちそのまま散った戦没者の鎮魂を目的としているそう。上杉雪灯篭まつりには、献灯といった側面もあるのですね。鎮魂と平和を祈る市民とともに、こちらで祈りを捧げていきましょう。

灯火に心温まるひととき

上杉雪灯篭まつり

辺りがが暗くなり、いよいよロウソクに火が灯され、イベントが佳境にさしかかります。雪景色の中にぽっと温かい灯りがともり、幻想的な世界が作り出されていきます。空気は張り詰め身体は凍りそうなほど寒い中ですが、これらの灯りを見ていると心は温かくなってきます。

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キャンドルやカラーメガホンによるイルミネーションが楽しめるゾーンも。そちらはなんと地元の高校生たちがデザインを担当しているのだとか。


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また灯籠やぼんぼりだけでなく、竹明かりやカラフルなキャンドルを使用したりと毎年工夫されているので、今年は一体どんな世界が楽しめるのか、わくわくしてきますね。

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ちなみに、テント村と題して、たくさんの出店も並びます。ブランド牛として有名な米沢牛の串焼きや、定番の玉こんにゃく、そして今後ブレイクしそうな米沢ラーメンなど、米沢や近隣の美味しい物が大集結します。休憩スペースもあるので、熱々のお食事をいただきながら、ゆっくりと楽しんでいってくださいね。なお、ステージでは演奏や可愛らしいキャラクターが登場。お子様連れの方もぜひチェックしてみてください。

上杉神社へのアクセス

上杉神社

東京方面から上杉神社にいくためには、山形新幹線を使ってまずは米沢駅へと向かいます。時間は2時間ほど。意外と短時間で到着することができます。

電車のほかに高速バスも運行されています。その場合は5時間ほどかかりますが、夜行バスもありますよ。仕事が終わって夜バスに乗車すると、翌朝早朝にはもう米沢にいることになります。

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米沢駅から「上杉神社」へは、3種類のバスが出ています。「米沢市民バス」「山交バス」「米沢市街地循環バス」とありますが、いずれも10分程度で神社に到着できます。

周辺エリアには、ほかにも魅力がたくさん!

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ある大河ドラマの主人公となって以来人気は急上昇した、直江兼続のゆかりの品がある「稽照殿(けいしょうでん)」。撮影ができないため、そのもののお写真はありませんが、彼が最も大事していた「愛」と「義」のうち、「愛」という文字の立物がついた甲冑を見ることができます。ほかにも上杉謙信公や、鷹山公の遺品を中心に甲冑や武具、陶磁器や書籍など1,000点以上も保管されています。うち、重要文化財は132点あるというから、東北随一の品揃えといっても良いでしょう。

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ちなみに最強の戦国武将とも言われる上杉謙信のファンの方は、ぜひ「上杉家廟所」にもお立ち寄りください。上杉神社から遠くないところにあり、謙信公の廟を中心に、代々上杉氏の廟が並んでいます。まっすぐな杉林に囲まれ、厳かな時間が流れていきます。

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この「上杉神社」に隣り合うようにしてあるのが「米沢城址」。本丸跡には、甲冑を着けた勇ましい姿の上杉謙信や、上杉景勝と直江兼続の銅像が建てられています。その中で目を引くのが、「なせば成る なさねば成らぬ なにごとも 成らぬは人のなさぬなりけり」という有名すぎる言葉が掘られた石碑。これは、9代藩主の上杉鷹山の言葉だということはご存じでしたか?鷹山公は江戸時代の名君とも言われており、この言葉は今でも、誰もが一度は耳にする格言となっています。

開催場所 山形県米沢市 上杉神社境内・松が岬公園一帯
日時 2019年2月9日(土)・10日(日)
URL http://yukidourou.yonezawa-matsuri.jp/

幻想的な世界へ・・・

いかがでしたか?今回は山形県は米沢市で行われる「上杉雪灯籠まつり」をご紹介して参りました。開催場所となる上杉神社は、都心から2時間強とアクセスも良く、グルメや周辺の観光地も充実しています。最後は、幻想的な世界を繰り広げてくれる雪灯籠を眺めつつ、心温まる時間をお過ごしくださいね。

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